●会社四季報などを発行している、東洋経済が週刊東洋経済でREITのスポンサーの破綻の影響について述べられています。
リートはいわゆる「投資法人」リプラス・レジデンシャル投資法人株式会社、ニューシティレジデンス投資法人株式会社など、投資法人というもの自体「ペーパーカンパニー」、つまり役員だけの構成になっていて従業員は存在しないということになります。その投資法人には運用会社というものが存在し、それがリプラス関係で言えば、リプラス・リートマネジメント株式会社であり、その会社に出資しているのが破産した株式会社リプラスということになります。今のリプラスのREITの状況としては、出来る限りリプラスとの関係から抜け出して破綻の影響をできるだけ遠ざけるという方向で動くことになります。そのひとつの手段として、賃料の高い所に事務所を構えていた虎ノ門タワーズオフィス(東京都港区)から少し離れた場所に移転(リプラス・レジデンシャル投資法人株式会社とリプラスリートマネジメント株式会社)ということになっています。さらに「リプラス」との名称がつけばやはり、利害関係者は敬遠するので、ミカサ・アセットマネジメント株式会社に名称を変更になりました。ミカサとはスペイン語で「私の家」と言う意味とのことです。以前に似たような言葉で「ホフ」という名称が使われていましたが、後に「アセットマネジメント」と名称を替えました。「ホフ」という意味もスコットランド語で「住まい」という名称を使っており、REITの運用会社であるリプラスリートマネジメント株式会社と株式会社リプラスの二大事業部ひとつである「アセットマネジメント事業部」との関係が親密であったことが物語っています。
http://www.toyokeizai.net/money/investment/detail/AC/9202d7d2902c63f70ee632a1bb792594/
(週刊東洋経済2008/10/23←2008/10/23留)