その一方で、新会社株式会社デジタルチェックの中のレントゴー保証株式会社は、その資金の流れの仕組みを同様に行うことができるでしょうか。それは、現時点では「短期間」では無理となるでしょう。まず、仮に新規契約が増えたとしても、その資金を投資といえる部分に回すことは出来ず、その資金は安全なところせめて、普通預金さもなくば信託銀行へ安易に手の届かないところへおいておくなどの方法となるでしょう。そうなると、資金の循環による短期間の飛躍した増幅はできないので、他の賃貸保証事業を手がけている同業者と「どんぐりの背比べ」といえるような契約争いを強いられることでしょう。その時はもう以前の賃貸保証業界の「スーパーマン」と呼ばれるような体質ではなくなっているのです。
その部分がどのように解決していくかはデジタルチェックの資金力が大きく影響することでしょう。デジタルチェックの本体の「電子決済」はといいますと、市場は安定しているでしょうが、今後の成長の原動力と言える「新技術」が見えてきていません。最も話題となったところでも、夏の湘南で使える「湘南・鎌倉チェック」というプリペイドカード式の電子マネーといったところになるのかもしれません。あとは、現在の技術力でどうレントゴーでの家賃の収納と組み合わせていくかというところでしょう。その2つの部分が投ファンドのスタッフも兼ねたデジタルチェクの力の見せ所となると思います。
とにかく、今は世界恐慌がアメリカを中心にさらに押し寄せてくるとかんがえられますので、デジタルチェックとレントゴーの新しい親子関係の結びつき方で少しでも乗り切っていただければと思います。