●民事再生法適用申請中のアーバンコーポレイションに、やや大きな動きが出ました。連結子会社(アーバンコーポレイション100%出資)の飲食チェーンが独立したとのことです。アーバンコーポレイションはリプラスとやや同種の業態があるので、よく比較されたりされることがあります。リプラスにも、100%出資の子会社がありましたが、すべて不動産投資・不動産管理などのものだけということもあり、親会社の破産をもろに被ってしまったということになってしまいました。
しかし、この場合業態が明らかに不動産とは違う飲食業でもあり、アーバンコーポレイションの経営破綻が「破産」ではなく「民事再生法」という部分もあるのでしょう。
現在アーバンコーポレイションは株主(被害者と自認)から訴訟を提起されている(代理人はアーバンコーポレイション株主被害弁護団)こともあり、これによるアーバンコーポレイションの残余財産(現在は民事再生なのでその言い方は妥当ではありませんが)について今後の動向が注目されます。
(以下参照)
飲食のアーバン子会社独立 '09/1/14
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アーバンコーポレイション(広島市中区)の100%子会社で飲食チェーンのエフアンドエフフードサービス(広島市中区)は13日、経営陣による自主買収(MBO)を実施してグループから独立した。社名も「REGAO(レガオ)」に改称した。レガオは資本金2億2000万円で、従業員は正社員約20人、アルバイト約180人の計約200人。広島県を中心に焼き肉店「牛角(ぎゅうかく)」を5店、しゃぶしゃぶ店「温野菜」を3店直営し、各ブランドの中国地方でのフランチャイズ本部も担っている。現店舗は継続する。
1995年設立の同社は2005年9月、アーバンが子会社化。08年12月期の売上高は約11億円で3期連続黒字となるなど業績は改善していたという。アーバンが昨年8月に民事再生法適用を申請したたため、エフアンドエフの藤居泰志社長が受け皿会社を設立。地元金融機関の融資を受けアーバンから全株式を買い取った。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901140013.html
(2009/1/14/中国新聞)