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丸美が民事再生法の申請準備に
(株)丸美(資本金10億6134万5000円、福岡市中央区大名2-4-5、代表宮ア隆氏ほか1名、従業員275名)は、8月1日付けで民事再生法の申請準備に入った。
当社は、1970年(昭和45年)6月に創業、84年(昭和59年)9月に法人改組。当初はビル管理業務を手がけていたが、その後不動産賃貸業者の営業権を引き継ぎ、福岡県を中心に熊本、大阪にてマンション管理組合の運営補助(435棟17129戸/2007年3月末現在)、賃貸管理、リゾートマンション販売、リゾートホテル運営、マンション建設を行い、2007年3月期には年売上高約119億9600万円を計上していた。デベロッパーと共同でマンション開発を進めるビジネスモデルを構築し、2002年以降5期で売り上げが5倍を超えるなどの急成長を遂げていた。
また、本社不動産を2003年9月に特別目的会社(SPC)に信託譲渡する流動化スキームを実施し、地場不動産業界でも注目を集める一方で、2004年10月にはグリーンシート市場銘柄に登録したことに伴う増資を行なうほか、リゾートホテル「ロマネスクリゾート霧島」の預託金や、メガバンクによる資金調達を加速させていた。最近では「ロマネスクリゾート菊南」「ロマネスクリゾート由布院の杜」などのリゾートクラブ事業に注力するほか、2007年4月には不動産特定共同事業法に基づく不動産投資ファンド事業「オネストワン」(1口200万円)を開始、また続いて「太陽光発電不動産ファンド」も募集するなど、多様な手法で資金調達し、再投資する積極経営を続け2008年3月期には年売上高約138億9700万円を計上していた。→倒産情報・自己破産情報はこちら
2008年3月末の負債は約220億円。
(大型倒産速報 帝国データバンク[TDB]より転載)
http://hasanzyohou.blog123.fc2.com/blog-entry-366.html
(倒産自己破産情報より)