●不動産投資信託(J-REIT)からです。
現在話題になっているダヴィンチ系の不動産投資信託に大手の証券会社である大和証券が資本を投入して傘下にいれたとのことです。
リートで 倒産する大きな要因は「つなぎ資金」の手当ができず、支払に窮してしまったということで、経営破たんに陥るケースが多い
と思います。仮に倒産しても物件自体に金銭的な価値が存在するため、たとえ安価になったとしても株のような紙屑までには直ちにいかないというところが
ミドルリスク・ミドルリターン といったゆえんでしょう。
2009年06月18日
大和、REITに出資 不動産分野に参入
2009年06月17日
住宅完成保証の落とし穴「過払い免責」に注意被害防止へ出来高払い徹底を
● しんぶん赤旗 がアーバンエステートの破産について、難色をしめしています。
ここでは、倒産してしまっては元も子もないので、出来高(つまり、出来上がったところで、「はい、支払ます」)という契約が望ましい(きまりを作った方がいい)
と述べています。実際に家の購入は一生で最大の買い物であるだけに慎重にならなければならないということです。
ここ最近は「投資の被害」が顕著になってきていますが、このような住宅の購入は、投資以上に生活資金というものを支払うわけですから、これを棄損されると
今後の人生設計が台無しになります。また「保証会社」となっているところもしっかりとした施工業者(アーバンエステート)との提携でなかったような感じですので
この不手際な保証も被害を拡大させたと言えるでしょう。
2009年06月16日
遠のいた夢のマイホーム 川口の注文住宅建築会社・アーバンエステート倒産
●4月頃、CMなどで大きな宣伝をしていた埼玉県川口市の建売住宅の建築会社「アーバンエステート」が 倒産しました。
建設業や不動産業は 金融不況の影響で倒産は多かったです。
しかし、このアーバンエステートは 経営破たんの仕方が少し異常でした。あんなにバンバンCMなど大きく打っていて、急激な倒産。
購入代金を支払っていて、その途中で倒産。かなりひどい経営破たんでした。
当然、小物を購入してものを貰えなかったどころの話ではないので、被害者も少なくありません。住宅という一生に一度の大きな買い物だけに、
訴訟事になります。
被害場所が埼玉県ということで、埼玉県の弁護士が中心になって被害対策弁護団が結成されています。民事裁判であるだけに被害の回復はかなり時間がかかります。
こういった事件は「無い袖は振れない」ということが多く訴訟で認められたとしても、そのころには民事再生から破産というようになって、怒りの持って行きようが
ないことが通常です。
「アーバンコーポレイション」も株式投資をした人が被害を訴えてアーバンコーポレイション株主被害弁護団というものを結成されていますが、
どちらの企業も金融機関による貸し渋りによる「資金繰り」の面で間に合わなかったところが大きいといえるでしょう。