これによると、リーマンショック以降の不動産不況に伴い利益が落ちたということとともにリプラスの経営破綻による契約件数の急増(つまり今までリプラスの関連の顧客がレントゴー保証株式会社というよりは、ネクストへシフトしたということ)による利益が増えたとのことです。なぜ不動産検索サイトがリプラスの破綻により急増したのかとの因果関係は記載されていません。
以前にもお伝えしたことがありますが、地元の不動産会社にとっては、自社の管理や仲介物件を宣伝するのに最も利用されているのが、これらの不動産検索サイトであり、その数は大きく分けるとこれらを含めた4社のみになってしまうとの事です。
ネクストが大幅安、配当減額と中期経営計画の減額修正を売る
【経済ニュース】 V 2010/02/02(火) 16:29
不動産情報検索サイト運営のネクスト <2120>が大幅安。2万7500円(24.4%)安の8万5000円引けでこの日の取り引きを終え、52週移動平均線を割り込んだ。3万円安の8万25000円ストップ安を付ける場面も何度かあった。同社が1日大引後に、今2010年3月期第3四半期(09年4−12月期)連結決算の発表と併せて、今期期末配当予想の減額修正並びに11年3月期中期ビジョンの減額修正を発表したことを売る動きが広がった。
今3月期連結純利益予想は従来予想を小幅に減額、期末配当予想については従来の1株610円から570円に引き下げた。そして、中期ビジョンの修正計画では、来11年3月期連結営業利益予想を従来の40億円から19億5000万円に減額修正した。リーマンショック以降の新築分譲マンション分野の低迷が長引いており、つれて、不動産売買分野も伸び悩む。また、賃貸分野への影響もリスクに勘定。注文住宅・リフォーム市場のネット化の遅れなども足を引っ張る。なお、プラス要因として、賃貸保証最大手のリプラス社の破たんに伴う契約件数の急増が予想されるとしている。
株価は、08年10月の上場来安値1万3810円を大底に上昇基調に転換。昨年9月に株式分割落ち後の高値15万円まで上昇した。その後、全面高商状の昨年11月後半からは「蚊帳の外」状態と化した。26週線に上値を押さえられ、52週線が下支えするパターンが続いてきたが、きょう52週線を大きく割り込んでしまった。ここからは、早期に、52週線を回復できるかが注目点となる。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0202&f=business_0202_187.shtml
(2010/2/2/サーチナニュース)