●大阪府警の暴言事件の続報になります。この事件の後押ししている弁護士は大阪弁護士会で86人とかという話になっているとのことです。それは「取り調べの可視化」という事に絡んでのことかと思われます。昨日では「公務員職権濫用」という話になっていましたが、話題の通り「特別公務員暴行陵虐」に加え、「証拠隠滅」容疑としても告訴したとのことです。証拠隠滅とはここではICレコーダーの録音を削除させる行為です。この取り調べ自体が違法となる事件となりますから、証拠を隠滅ということにより、独自の犯罪を示すことになります。
ただ、この告訴のしどころが問題の「大阪地検特捜部」となっているので、はたしてどこまで捜査をしっかり行うかが再度の問題になるかと思います。
ちなみに16年前東京地検特捜部においての取り調べで、ゼネコン事件の守屋木材の参考人に暴行(傷害)事件をおこした金沢仁 元検事は、その時も特捜のエースとまでは言えないようでしたが、東京地裁において懲役2年の判決で執行猶予がついています。その時発した暴言は「豚野郎」という言葉などでした。