●チケットショップは別の名前で「金券ショップ」とか「金券屋」とか言われていて、質屋とか消費者金融とは一線を画すわけですが、一昔前は不動産屋同様、なにか胡散臭いイメージがただよっていました。
実際はこういった業界がなければ日本経済も成り立たないといっても過言ではありません。
チケットショップは、誰でもが簡単に開業できるわけではなく、公安委員会(つまり警察署)への届出が必要になります。チケットショップや公の区分では「古物商」ともいい、新品ではなく、中古品(一度誰かの手に渡ったもの)を扱う業種となっており、現在の法律では盗んだ物を理不尽な換金をされないようにあえて公の目で監視するという意図から、こういった「古物営業許可法」という法律をもって行政の運用がなされています。
現在銀行預金が1年の定期預金にいれていても0.1%とかそういった超低金利の時代です。そんなときの強い味方がこういった「金券」となります。
例えば、先日申し上げたスーパー西友(合同会社西友)では、現金でのお支払い(当然ですが)の他にクレジットカード・そして、「商品券」での支払いも可能です。現金で支払ってもそのままの損得はありません。
しかし、クレジットカードで支払うと「ポイント」というものを貯められます。率でいうと1000円の買い上げに対して5ポイント(0.5%)をゲットすることができます。通常この1ポイントは1円に換算されることが多いので、この5ポイントは0.5円と言ってよいでしょう。少ないといっても、1年定期預金を比べても割は非常にいいものす。
さらに、これが「商品券」の支払いになるとクレジットカードの使用よりまた一層の率のよさが得られます。
それは「商品券」を購入する価格に一工夫あるのです。
西友の商品券を含め大手スーパーでは「商品券」というものを発行しています。
7&Iホールディングスグループ・ダイエー・イオンをはじ百貨店などもそれぞれ商品券を発行しています。
スーパーマーケットだと1000円単位の商品券がおおいのですが、通常「贈答品」や会社や地域振興の「景品」となることを目的としているため、それらのお店のサービスセンターなどでは、1000円は額面1000円で販売しているかたちです。これがチケットショップ(金券屋さん)になると1枚990円もしくは985円で販売しているところが多いです。換算率に直すと99%もしくは98.5%となりそれぞれ1%〜1.5%と言ったところです。
クレジットカードよりはもう少し一段の利益があるかと思います。
さらにこの商品券(スーパー独自の自社商品券)はお釣りがでることが特徴です。そういうことから額面以下の買い物だと「お釣り」がでるのです。計算すればわかるかと思いますが、400円の物を買った場合は600円のお釣りがきます。985円で商品券を購入したのなら、15円のお得感があります。これは1000円を使用した時のことなので、400円分の物を買って600円のお釣りが来ても15円のお得感は替わりません。したがって15円÷400円=3.75%となります。少額の400円になりますが、4%近くの利率が得られます。
そういうことなので、チケットショップを節約生活の一環と考えることも大切な要素となってきます。