● 今年2011年1月の初めに、九州石油業厚生年金基金がりそな銀行に資金の運営の委託をしたところ、その運用方法が依頼者にも説明をされていなかった不動産投資という方法であってさらにその運営がリーマンショックで大きく棄損したことで大問題になりました。今回の件は個人的な横領という事になりますが、この横領も大体が「資金運用」して元に戻すというやり方です。勝手に利用するのも当然違法なのですが、その運用方法も個人的な横領の場合は「不動産投資」ではなく、「競馬」や「パチンコ」で運用するというのもしばしばです。
どうぜんこのようなことも許されないのですが、目の前に自分で裁量できる金を見せないという事も一つのこういった資金管理方法だと思います。
こうなってしまった場合、加害者本人に請求するも「ない袖は振れない」という形となるので被保険者への年金の棄損(被害回復の行方が)とても気になります。就職・転職をされる方は、こういった福利厚生の部分もしっかりと見極める必要があるかと思います。