●不動産開発(不動産投資)のセイセレクトがいきなりの「破産」申請となりました。この企業は不動産業によくある少数精鋭の企業でもありましたが、先のリーマン・ショックにより一段低迷(破産の一歩手前といえる民事再生法の適用申請までもいかないが)となり、今回そこから一気に「破産」という事になったとこのことです。
その一つは間接的にではありますが、今回の「震災」による影響が引き金になったのではないかと思います。震災により、新しい物件を購入する人が一時的にですがガクンと減り、銀行から借りて物件を立ててもその購入者がいなければ、そのお金での返済ができず、その後も事業継続は難しいだろうということで、「破産」の意思をしめしたのだと思います。
今後、その残余財産(特に使える財産や事業)をどのように他の企業(スポンサー企業になるであろう)に受け継いでもらい、残余事業を復興するかということになります。
残念ながら投資家(株主)は一気に株価ゼロに迫ってきてしまいます。破産での上場廃止は1週間となりますので、(同類の民事再生法での上場廃止は1か月)投資家は残念ですがいち早く売って切りぬけるしか方法はございません。従業員の方の転職・再就職は大変だと思いますが、いい方向にいくことをお祈り申し上げます。
その後