●愛知県名古屋市を拠点に置く「中京食材株式会社」が民事再生手続き廃止の決定がなされて、破産手続きへと移行するとのことです。
この会社は昭和50年に設立されたということで歴史的には約30年ということになります。しかし、競合店が多くなり、競争に勝てなくなり2008年(つまり平成20年)に民事再生法の適用を申請して、事実上の倒産ということになりました。
特に「食堂」やレストラン経営に食中毒などの事故が起こると当然大きな信用度が落ちます。その影響は体力の無い企業であれば、すぐ倒産へと至ってしまいます。
今年2011年7月の話だと、「焼肉居酒屋えびす」がその典型的な例かもしれません(えびすの場合は死亡事故も多数であったため食中毒では特化していますが)また、最近ではレストランガスト(すかいらーく系)の仙台方面での店舗で食中毒が起こりました、それでも大企業であるため、大きな利潤でなんとかカバーしているので店舗休業と被害者への迅速な対応によりその信頼は回復しやすい結果となります。
民事再生中の会社は、当然「風邪を引いて非常に体力の劣っている人間の体」と同じなので、ちょっとした事故でも、賠償や売上が落ち込んだり、資産を大きく崩すことになるため、通常の企業ではなんとか乗り越えられるものの、民事再生などの企業ではそのために、経営がとたんに悪化しすぐ破産へと追い込まれてしまいます。企業は「利潤」があって初めて、しっかりしたサービスができるのだということを改めて知らされます。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 09:41| 東京 ☀|
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倒産(一般ニュース)
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