●編み機・タイプライターで有名な家電メーカーのシルバー精工が東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。
下記に何種類かのメディアが記事を掲載していますが、表現方法に誤解を生じやすい部分が見受けられ、正確には「9月27日に民事再生法の適用を東京地裁に申請」して、その申請が同日に「受理」されたという内容が正しい事になります。
その後約3週間位になるのでしょうか、東京地裁から「民事再生法の手続き開始」が決定という運びになり、それにより正式な民事再生法がスタートします。
今までの他の企業の「民事再生」の話題の流れから、シルバー精工もその流れに沿う形となります。
さて、この会社の倒産の要因は、やはり、「化石化(かせきか)」した家電の存在が経営を圧迫したという結果に思えます。
編み機やタイプライター・活字プリンタ、他にワープロ(現在ワープロはどの企業も生産していません)などは、新しいものにとって替えられ、この企業はその家電らの延命をさせてもらっているという「貴重な」存在の会社となります。しかし、「企業」なので常に新しいものを開発し未来に向かっていかなければならいので、「利益」を出すことが企業の至上命題になります。
類似した企業では、名古屋市を拠点に置く「brothr(東証一部【6448】ブラザー工業(株)」が有名です。こちらも編み機・ミシン・タイプライターなどの老舗ともいえますが、今はデジタル複合機(コピー機)が繁盛し、「化石家電」の影響は小さくなっている状況です。
そうなるとシルバー精工の今後の命題は、他ではマネできない家電の開発が重要になります。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 11:07| 東京 ☁|
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