そこで、なぞといわれているのが、それを機に、あちこちの大企業に「特許侵害提訴」をしはじめたという事です。
冷静に頭を冷やしてみて考えてみると、コダックの敗因は特許を多く持ちながらそれを商品化や収益に転ずることができなかった(悪く言えば「下手」だった)ということなのかもしれませんが、しかしあちこち訴訟を提起することが奇妙だともいわれています。
コダックが提訴する目的としては、やはり「特許」が大きな財産であり、流出した財産の回収といえば、「特許を取り戻すこと」これが、民事再生となったコダックが今後生き延びるすべなのだという事が推測されます。
今まではコダックも「もってけドロボー、やれるものならやってみろ」と大きく構えていてたのですが、それを許してしまったのか(真似をしても平気であったのか)つまり「他の追随を許してしまった」ということなのだと思います。
今頃になって取り戻そうと思っても難しい部分が多々ありますが、今後のコダックの行方をみていければと思います。