坂本建設は大正の終わりごろの創業ということですから90年近くも営業を続けてきたといことになります。
建設業は高度経済成長の時は、鳶(とび)職の方の活躍する場が大きく目立ち、現在の金額に換算して月給30万円は稼いでいたという話をよく聞きます。それは経済成長の時の話であり需要が大きかったのですが、今は逆に「公共事業を削減しよう」という動きが強いことが足かせとなっています。さらに公共事業を行おうとすると以前の埼玉県の朝霞市で建設中だった公務員宿舎の動きも停止させてそれを震災の費用に回そうという話になってしまったのですから、経済はますます下落方向に動いてしまいます。その代表的なものが、「建設業」です。
建設業は先に倒産(会社更生法の適用申請)しているエルピ―ダメモリとは違い、最優秀な製品だけが世界を必然的に占めるというものではありません。ですから、建設業は規模の大小や技術力というもので大きく影響することはあまりなく、どこでも一定のレベルを達していて、公共事業の需要があれば、それに対する大きな経済効果をもらたすことができます。
今後の日本の経済成長のためにも「公共事業」はぜひ国を挙げて考えてほしいものです。もちろん明らかに必要のないところに金をかけることはばかばかしいですが、公共事業はぜひ野田首相をはじめしっかりと考えてほしいです。