「オレンジ共済巨額詐欺事件」の首謀者であった、元参議院議員の友部達夫 氏が昨月1月28日に死去していたことがわかりました。
元々友部氏は年金に関して詳しく、社会保険労務士 という年金と労働問題に詳しい法律の国家資格を取得していたため、様々な考えがあり、年金に関して世の中を変えていこうという野望があったことに違いないかと思います。
しかし、こういった事業というのは、単なる目論見や計画だけでは実現できないこともあるので、もし実現不可能(収益が少ない)などの場合は何らかの方針転換や修正ができなければいけません。
多くのお金を集めてから、「実は運営に失敗しました、許して下さい。」それは許されないことです。もしそれが「投資」とう形のものであるのなら、投資する方も、失敗のリスクがあるということを承知しています。失敗しても「怒りは向けられる」がそれは投資の前に承諾済みだから、仕方のないことです。
けれども、こういった「スーパー定期」というのは銀行と同じ元本保証のようなイメージを掲げる商品であるため、ちゃんと説明もせず、出資をさせてしまえば、詐欺の前段階となりますが、ちゃんと予定通り戻ればオンの字で終わります。
また、今でも格安の保険として名高い生活協同組合が運営する「県民共済」というものがありますが、その類似商品としてオレンジ共催の保険商品も並んで登場していました。フランチャイズなんていうのも堂々と募集もしていました。
でもこの事件は酷い事にその集めた資金を政治資金に利用したり、家族ぐるみで私的に流用してしまったことなどから、「運用に失敗しましたごめんなさい」どころの話ではなくなってしまいました。
その結果逮捕起訴され、約90億円の資金を集めて頓挫したことで、詐欺罪の最高である10年の懲役刑となり服役いたしました。
いま考えてみると、よくこんないい加減な金融商品を堂々と作れたものだと当時の日本の制度にも呆れてくるあまりです。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 03:18| 東京 ☀|
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投資詐欺事件
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