学校法人堀越学園は、かつての高校野球や芸能人の育成コースがある学校法人堀越学園(堀越高等学校)とは関係がないとのことです。経営者の名前がたまたま「堀越」だったためその名前をつけたということです。
ところで、この高崎市の堀越学園は、創造学園大学の経営母体であり、最近では覚せい剤事件などで話題となってしまった酒井法子さんが次の道をすすむために入学したところでもあります。
結果として、この大学の母体の学校法人堀越学園は、債務超過という状況に陥り、「破産」という形となる可能性が濃厚になりました。
私立学校は、「学校法人」という資格を取ったものが学校を設立するという事になっており、そこに入学卒業すると、国公立の大学などとおなじように「学校」を卒業したという資格も当然の話ですが得られます。
しかし、この「学校法人」ではないものが「学校」なるものをつくって、大学・高校と同じようなカリキュラムで運営したとしても、その学校は学校教育法などによる「学校」とは認められず「学校」に行ったということにはなりません。
「創造学園大学」というところは会社でいうと「事業部」に相当するもので、学長というのも会社でいう「社長」ではなく「事業部長」というものに相当します。
学校法人で勤務している従業員も大変なのでしょうが、その大学で現在学んでいる学生は特にこの状況で非常に困難を伴います。ですから、こういった状況においては、「文部科学省」がかつての大蔵省(現財務省)の銀行における護送船団方式のような、学校を無理やりでも他の学校法人に面倒をみさせるというやり方も有なのではないかと思います。