経営破綻状態で、職員に給与も支払えなくなっても継続がつづいていた、学校法人堀越学園に対し文部科学省が解散命令を発令した。学生が在籍しなくなっての学校法人の解散は過去には3度ほどあったらしいのですが、現在も学生が在籍し講義等が継続されている状態での解散命令は全国で初めてということです。
その学校法人の経営する大学に「創造学園大学」というものがあり、その所在地はJR高崎駅から西へ4kmの所に位置しています。学校法人堀越学園というのは企業でいうと「会社」に相当し、「創造学園大学」というのは企業でいうと「事業部・部」というような存在となります。ですから、「創造学園大学」というもののトップつまり学長は会社でいいうと「事業部長または部長」ということに相当するので、「創造学園大学」のみが大きな負債を抱えて倒産して店じまいするということはなく、堀越学園全体が倒産するというような会社と同じ仕組みとなっています。
しかし、法的な整理(倒産処理〜破産手続き)の点はふれられていないようなのですが、解散命令のあとは経営陣の中でも混乱をとなっているようなので、「私的な整理」というよりは、裁判所をもちいた解決法がいいのではないかと思います。当然倒産劇でもっとも注目されるのは、在籍する学生の今後の処遇になるのかと思いますが、他の大学にスムースな移転をして学業やその時間にロスの無いような形で配慮してほしいものです。当然文部科学省の腕もためされるところです。
あと教職員の給与も支払われていないで授業が継続されているのも問題とするところです。出来るだけ早く未払い分の給与をしきゅうできるようにしてほしいものです。
今大学に入るのもまだ「試験」というものが存在しますが、今後はこういったような「つぶれる」大学がさらに多くなるような様相がみられるものと思います。
学校法人の倒産は通学している学生・生徒に将来の大きなロスをもたらすので、生徒学生が安心して学業にうちこめることができるような抜本的な学校法人改革をしてほしいものです。
ニュースでなんども強調されているのですが、東京にある学校法人堀越学園 と本件の学校法人堀越学園は別物ということです。ただ皮肉な事に両用の学校の関係者はたまたまこの期に覚せい剤事件で有罪執行猶予中のタレントの酒井法子さんが在籍していたということもさらなる誤解を産んでいるような気もします。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 14:22| 東京 ☀|
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倒産(一般ニュース)
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