2013年04月12日

日本振興銀行系の保証会社が破産〜子会社・関連会社の破産はかなり遅れてもやってくる。

日本振興銀行は俗に「木村剛銀行」とも呼ばれ、木村剛氏の手腕で運営された銀行です。この銀行の特徴は、普通預金のサービスが無く、「定期預金」から扱っているため、コンビニ・駅やスーパーに設置されているような銀行の預貯金引出サービスがないとうのも大きな特徴です。
  木村氏の「中小企業を助けよう」という意気込みは大変素晴らしいのですが、結局、リスクの高い企業への融資なので、当然ハイリスクの銀行運営になってきます。同様な業務(形態)を行っているのは石原慎太郎東京都知事時代に設立された「新銀行東京」という東京都が出資して設立した銀行なのです。こちらも融資が大きく焦げ付き、銀行運営もサマになっていません。日本振興は私企業だから、だめになったら倒産とう運びなのですが、「新銀行東京」はその補てんを都の税金で賄う形になるので、どちらも上手く行かないのが現状です。

 こう考えると「中小企業」への融資は、大変難しいものであり、メガバンクが当然貸し渋るのも言うまでもないかと思います。
銀行じゃなかったら、事業者融資といわれていた日榮(現在はJトラストの傘下での「ロプロ」でさらに営業)や商工ファンド(その後のSFCGで破産)のような「手荒い」融資に至ってしまいます。

 ところで、日本振興銀行の破綻から2年半が経とうとしているのですが、その子会社や関連会社が息長くつついているところもあるようです。でも実際に営業されていなかったりすることもあるのですが、法的な倒産処理があと後になってやってくるということも少なくありません。
 今回はBASホールディングスという保証会社となっているのですが、日本振興銀行のもしもの時のケツもち会社(保証会社)になるのかと思いますが、親会社が先に逝ってしまったためしばらく路頭にまよっていたということになります。
 



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真山リアルエステート(宮城県仙台市):破産手続き開始 負債25億円〜多額の負債を解消できず債権者破産へ。

宮城県仙台市に経営拠点をもつ、「真山リアルエステート」という不動産賃貸会社が仙台地裁から破産手続き開始決定となりました。負債総額は約25億円ということです。もともとは、「パチンコ店」(パーラー)の経営を行っていたのですが、そこから店舗の取得などから、土地建物を所有する事により、不動産賃貸業を経営することになったのかと思われます。
 さらにその勢いから「ホテルの運営」にも乗り出し「仙台シティホテル晩翠通」を「本社ビル」で行っていたということです。
いわゆる典型的な「第二分野への進出」というものであり、企業が運営されている中で、不動産などの資産を抱えてきた時に、不動産業など、本業と異なる事業での収益を目指すということになったのかと思われます。
 その中で、ホテルの所有においてトラブル(所有権の問題)があって、その影響もあり継続が困難となって、破産という事になったということです。そのホテルは現在も営業を継続しているということなので、事業譲渡されて全く別の会社が運営しているのか、それともスポンサーを求めて、破産管財人が運営しているのかというところなのかと思いたいところなのですが、これが債権者による申立「債権者破産」なので、借金を一部もしくは全部返済しなく、それがいつまでたっても解決されないので、債権者が業を煮やして破産申し立てに至ったものと考えられます。

 これらの記事だけでは本当の破産に至った原因は分からないのですが、本業であったパチンコ店の運営において大きな負債があり、それが未だに完済とならず継続に至ったなど、推測すれば様々なのですが、とにかく「大きな負債を解消することはできなかった」ということが結論なのだと言えます。


※「第二分野」という表現は本業とは異なる収益事業をいう意味を示すのですが、やはり、「第二分野」で進出しやすい企業と言えば、資産運用での収益が大きいといえる「不動産業」が多いです。



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posted by 管理人B at 12:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(その他不動産会社) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過払い金・貸金法律倒産系/被災被害者の会/社会人サークル情報2013年04月11日




















posted by 管理人B at 00:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | twittertokyojinmyaku1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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