政府の「アベノミクス戦略特区」という会議で、日本を元気にするには、東京などの大都市をまず元気にして、その中の代表選手である東京を元気にするには深夜の動きも活発にしようということなのでしょうか。
都営地下鉄とバスの24時間運航を掲げた模様です。
都営地下鉄に限らず、鉄道が深夜から明け方まで定期的に運行になるとなれば、喜ぶ人は大変多いかと思います。
今の現状は24時間営業している鉄道は皆無です。そのため、現在の残業多しサラリーマンは当然「終電、終電」と言って、これを逃すと家に帰れない(というか帰る手段が非常に少なくなる)ということになります。したがって、仕事などを無理矢理でも蹴りをつけて終わらせるということになります。
一方で終電を逃した人は、その時の状況(土日祝日金曜・平日)などもあるのでしょうけど、タクシ―で帰宅したり、都市部に居る人はサウナやカプセルホテルに宿泊するとう手段もあります。けれどもその手段は「男性」がメインなので、女性にとっては、タクシーかネット喫茶で過ごす、とうような方法に限られてしまうのも現状です。
鉄道・バスの24時間営業は大変うれしいという人もいるかと思うのですが、まずその「方法」が実現できるのかどうか眉唾ものです。
現在鉄道が24時間運航していない最大の理由は、利用者が云々という理由よりは、線路や車両の「点検」が必要のため、「終日運転ができない」という状況なのです。今の技術では電車が安全に運行できるようになるには、やはり「メンテナンス」が必要なので、どうしても運行しない時間を設けて実施しなければなりません。それが終電から始発の間に行われるということです。
そして、今始発と終電があることで、いろいろな秩序も保たれているかと思います。多くの企業では「家路」を大切にしているため、終電よりかなり前にゆとりをもって終業をさせていますし、鉄道会社でも労働の面で深夜に人を出さなくてもよいように秩序が保たれているかと思います。エネルギー問題的にも「深夜」の少量輸送のために多くのエネルギーを使うこともないのですから、「省エネ」に関してもいいのではないかとおもいます。(でも今のエネルギー問題は「電気」が貯められない性質から使用ピークを避けるのがまず必要となっています。)
鉄道はそういう理由から直ちに又は近いうちに始めるのは少し厳しいかもしれませんが、「バス」に関しては「安全性」の問題ではクリアできるかと思います。
でも国内経済から考えると、路線バスの終日運転というのも「採算上」問題が生じるのではないかと考えられます。
スーパーもかつては「24時間体制」や深夜営業のブームもありましたが、「コスト」の問題で24時間営業が深夜2時までとなったり23時まで営業しているスーパーも22時に繰り上げて閉店という方向になったりと、経済を活発にするには「時短」という考え方も大切なのではないかということです。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 16:32| 東京 ☀|
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