そういった会社での不祥事になります。
今回の不祥事の件は、人事部長という立場を利用して、他の就職活動の学生と差別化して、「えこひいき」をしたという点、さらに、それが飲食やホテルで一泊という行為が会社の信用を著しく棄損したということです。
「懲戒解雇」とは、会社での最高罰則であって、会社に損害や信用失墜を与えたということで、辞めさせるということです。
通常「解雇」(かいこ)といわれているのは、「普通解雇」(ふつうかいこ)と言われるもので、「成績が著しく悪い」「仕事ができない」などの理由によるものになります。また「解雇」の中でも「整理解雇」(せいりかいこ)というものもあり、こちらは、会社の経営が思わしくなく、倒産寸前または倒産状態の理由から、従業員を辞めさせるというものです。
@解雇をする時は「解雇予告」というものをおこない最低でも30日前に行うか、予告前の3カ月分の平均賃金を支払って辞めてもらうことが「労働基準法」の要求であるが、「懲戒解雇」はその必要性は無い。ただしそれを実施するには「労働基準監督署」の許可が必要。
B失職後の「失業給付」においては、自分で勝手に辞めた人(「自己都合退職」)と同じ扱いになり、失業給付を受けるのに3か月待機をする。
具体的な行為でいうと次のような行為が該当します。
@会社のお金を盗んだり、横領したりする。
A会社の物を勝手に持ち出し私物化する。
B遅刻が「非常に」多く、それが会社の営業に「著しく」不利益を被っている。
C会社の秘密情報をSNSや「2ちゃんねる」などに「頻繁に」投稿して、「著しく」信用を失墜し、会社の利益を「大きく」損ねた。
D仕入先・取引先などに対して許可を得ないで金銭の収受や飲食の接待をしたり、情交などを行う。