2013年06月12日

米司法省、破産案件の弁護士報酬めぐる指針を改定へ〜弁護士は商売とはいえども再生債務者への「理不尽な請求」はいかんだろう。

 この記事は、アメリカの破産制度に関する弁護士報酬(破産申し立ての代理人弁護士)について、記載されています。
破産において規定されている弁護士の報酬の割り増しはいけないというような事が書かれています。

 ここでは、破産法第11条、つまり日本で言う「民事再生法」にあたるものです。
民事再生は会社の再建にあたるもので、その過程で「債務を減算してくれ」というものです。その際に弁護士が代理人としておこなうわけですが、その時の「弁護士」が要求する「手数料」をガっつりと請求されるということが少なくないのかと思います。
 民事再生の経営者は、心理的にも「弱み」があり、そういう所をいいことに、代理人弁護士が、「費用がかかったからもう少し割りませ!」と責める悪質な弁護士もいるんだと思います。
 別の形からみれば、「病院が患者の足元を見て、意思に反する差額のベット代を請求する」ようなものです。

 そういう事が容易に起こらないよう、アメリカ司法省では報酬の指針を改定するということです。
アメリカの件で日本にはあまり関係のないようなことなのかもしれませんが、
 MRIインターナショナルなど海外に本社機能がある場合、「アメリカ」の破産に関わる可能性が充分にあります。
「人のふりをみて、わがふりをなおせ」という言われもあるとおり、日本の破産のいい部分悪い部分も海外の倒産(破産)制度を見てみることによって、大きく浮き上がってくるかと思います。

 

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posted by 管理人B at 20:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 破産管財人・更生管財人・監督委員等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有名フランス料理店の運営会社自己破産〜敗因はやはり「身の丈合わない設備投資」が足かせに。

 福岡市にある有名なフランス料理店「メゾン・ド・ヨシダ」の運営会社が自己破産という運びになりました。
敗因はオーソドックスな「身の丈に合わない設備投資」かと思います。
 ただ、「事業譲渡」というやり方で他の大手ブライダル産業へ移籍したということで店舗自体は営業を継続するかと思いますが、運営者がことなるため、料理の内容やサービスが当然異なる可能性があります。



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盛岡・平川食品が破産申請 負債12億円超、129人解雇〜下水道料金の追徴等の負担が破綻要因のように見えるのだが、真の倒産の理由は?


岩手県盛岡市にある「平川食品」という県内最大手の豆腐製造メーカーが破産申請をしました。負債総額が約12億円で県内では今年最大ということです。
 この記事を見る限り「下水道料金」の追徴金と過料の負担をが要因のようにも見えるのですが、本当の理由というのはまだあらわになっていません。

 倒産は借金が期日までに払えないということで、破産はその条件に加え「裁判所の手によって事業を閉鎖する」ことですから、全額回収というのは「困難中の困難」になります。
 
 この会社が無くても他の同業他社がその役割を取って替わるのかと思いますが、やはり従業員にとってもショックは大きいかと思います。従業員にとって、金銭的な面は、勤労福祉事業団の給与の8割の立替や雇用保険などの面のケアは一応なされるので直ちに困惑するということはないかと思うのですが、この雇用情勢が未だ低迷している中、パートさえも安定した雇用がなされないことも多く、ましては「正社員」にとっては厳しい状況を強いられることと思います。

 


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人気ゲーム会社「インデックス」(ジャスダック上場)に粉飾決算の疑い〜いわゆる投資詐欺の「上場版」の可能性。


ゲームソフトを製作している「上場」会社が、「粉飾決算」をしている疑いがあるということです。そして、証券取引等監視委員会が強制調査に入っているということです。

 「粉飾決算」は「悪い決算」であるものにあれこれと工作をして「好決算」にするという行為で、実際の企業の財務状況を反映していない「嘘の決算」を示します。したがって、「違法行為」となります。

 そして、その「粉飾決算」の手口は「循環取引」というやり方です。循環取引は、親密な企業間同士で行われることが多いのですが、同じもの(商品)を企業同士で売買を繰り返すというのがオーソドックスなやり方かと思います。このようなやり方であれば、「売上高」はどんどん伸びていきます。しかし、同じものを売ったり買ったりしているだけなので「利益」は出てきません。 それならば実際に商品の移動はしなくてもよいことになるのですから、「帳簿上」の操作だけですますことと同じような結果になりますし、粉飾する意図があればなおさらです。

 企業は、大なり小なり自分の会社をよく見せたいというのが本能ですが、お金を貸す銀行はそれを見て、この会社は貸したお金を返してくれるだろうかと考える重要な判断材料となりますし、その会社に投資する人においても、その企業はどういう状態なのかという事を判断するのに重要な資料となることも当然のことです。

 それが、「上場企業」であれば、多くの人(特に一般市民を巻き込んだ)投資になるわけですから、実情とは合わない決算は許されません。それが「粉飾」という故意の行為であればなおさらです。

 特に「上場企業」は会社の出来事を「逐次開示」していくのが義務付けられています。

 この企業は俗に言う「投資詐欺」の会社となる可能性が非常に高いということになります。




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名古屋の第2種「ヒルズ」が破産申請へ、一時は売上13.5億円〜お客への代金は「格安」・利用会社・交通費は「激安」できるのが旅行会社のスケールメリット

名古屋にある旅行会社「ヒルズ」という会社が破産という運びとなりました。
 負債総額は昨年の9月時点で約1億円強ということです。

 旅行会社は、輸送体(鉄道会社やバス・海運航空会社)・宿泊施設(旅館等)などを結びつけて、そこに顧客を乗っけるという役割を果たします。
 そのため、旅行会社が利益を出すには、お客様からいただいたお代から、各利用会社に支払ったお金の残りが「利益」となるわけですから、いかに、通常の利用金額より「値切ることができるか」が鍵となります。

 また、企画する「旅行」も、個人で利用したとする金額よりも格安になるという「魅力」がなければ、旅行会社を利用する人はいなくなってしまいます。

  そのため、旅行会社がお客様からいただく費用は格安に、利用する施設・交通費は「激安」でなければ、旅行会社のスケールメリットは活かせません。

 今回のヒルズの倒産は、その件に加え、企画の数や実施する数が少なかったという事になります。



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posted by 管理人B at 03:33| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MRIインターナショナルへの出資者9人、資金返還求め提訴 東京地裁〜最終的な目的は出資金の回収であるが、突破口をきずきあげるため。

 予定通りMRIインターナショナルの出資者が出資金返還請求ということで、民事訴訟を東京地裁に起こしたということです。
9人で7200万円ということだだから、一人あたり800万円の出資ということになります。
 原告は50代〜80代の高齢者に相当する層なので、裁判に関わることが可能な人ということなのでしょうか。30代40代の人がいないのは、会社を休んだりという可能性があるからなのかもしれません。

 本当は委任者全員が原告ということで、訴訟を起こすのが理想なのかもしれませんが、もし全員が原告となると、損害金額が400億とか500億とかいう数字になり、その金額に相当する印紙代を負担しなければならないということになります。それに全員の書類や提訴する要因などを作成するには膨大な時間もかかりますし、仮にできたとしても、その後「こうなる可能性」という事が発生した場合、訴訟に費やした印紙代やその事務作業に要した時間が大きな損失ともなるからです。

 「こうなる可能性」とは次の事項です。
・訴訟の途中で、MRI社が法的な倒産処理(破産)の域に入る。〜あくまでも日本の法律として照らし合わせた場合、MRIが破産となっても、引き続き破産管財人が被告の地位について訴訟の継続という形になるのですが、破産となった場合、訴訟とは関係の無い出資者が別途「債権届」という形で、破産手続きに臨むわけですから、分配の多寡の違いはあったとしても、訴訟に要する「印紙代」が無駄になる可能性がある。


・訴訟結審して、判決となり、勝訴(全面勝訴とします)した時、それが債権となるわけですが、その後において、法的倒産処理(破産)となった場合も、訴訟をしなかった出資者が届け出る債権と同等の効力となる、つまり、訴訟しても、訴訟しなても同じこととなる可能性がある。(訴訟するということは全体としての被害回復を押しあげる効果はありますが。)

 
 つまり、遅かれ早かれ、「破産」となる可能性があります。MRI自体はまともな営業が成り立っていないのですから、当然、出資者全員分の出資金を返還できるわけがありません。(全額返還できなくても残余財産がどこか一部にあればいいのですが)

 したがって、訴訟を起こす原告の数は「少数」でよいということになります。





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過払い金・貸金法律倒産系/被災被害者の会/社会人サークル情報2013年06月11日










posted by 管理人B at 00:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | twittertokyojinmyaku1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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