大阪の読売テレビなどで有名なキュースキャスターである辛坊治朗 氏がヨットでの太平洋横断を試みたのは、よかったのですが、その後において、宮城県から1200KM先で遭難した報道が先日からにぎわいを見せています。
なぜ、こういった試みとなったのか本心は分かりませんが、特に「報道」だけでなくその上席を行く「解説委員」の地位まで就いている人でもあるため、今回の事件においては、当然、後々の代償が大きくなることは避けられない様子です。
「船」は世界経済の重要なツールでもあり、特に17世紀初頭に船(海運)から始まったと言われるオランダの「東インド会社」は「株式会社」の発祥元といわれており、経済を考える上で忘れてはならない歴史的事実です。
日本でも財閥と言われる会社は、三井・三菱・住友などがありますが、その中で代表的な会社は三井物産・三菱重工などでありそれらは「海運」に関係ある会社です。住友も海運に関しては深く突っ込んではいませんが、重化学工業といった船を含んだ総合的な部分について強みがある会社で、国内造船第4位の「住友重機械工業」や一時最近話題の「川崎重工」での大株主であったことなど「海運」には欠かせない部分が多々ありました。
さらに「三菱」について着目すると、東証にかつてあった「指定銘柄」というものに、三菱重工・日本郵船・東京海上(現東京海上日動)という会社が並んでいました。この3社日本にとって今でもその方面では、最強の会社で「三菱」の重要な会社となっています。
例えば、三菱重工で船を造って、日本郵船で人や物を運び・何か不測の危機事態が発生した時は東京海上で掛けた保険で賄う。そんなスタイルが「株式会社」の運営のスタイルのルーツです。
世界的にも「経済」を支配するには、「海運」はやはり欠かせない存在であることがわかります。
当然「会社」なので儲かるときもありますが、倒産する可能性もございます。でも「倒産」(特に破産)は会社では最後の終焉をいみするので、それが、海運で言えば「遭難・船体放棄」になります。
ですから、船に乗って「遭難」して「船体放棄」するというのは、「会社が倒産」して「破産」するのと同じようなことになります。
そのような遭遇になったことについて、辛坊氏は、どこまで予測して危機意識をもっていたのだろうかと、色々と憶測が飛び交ってきます。
ましてや、ニュースなどで、財政危機とか、冬山登山での遭難の報道やその解説などを散々お茶の間に提供している「超有名人」です。
その人がいとも簡単に遭難して、しかも1000万円の税金をかけての救助だったことに、多くの人は納得いかない部分というのは多々あるでしょう。
そういう意味からすれば今回の失敗は会社で言えば倒産にあたるので「大失敗」といえます。それに血税の1000万円を使わせてしまったのだから、もう「テレビ」のような表舞台で論じることは視聴者から「違和感」を大きく感じ、できないでしょう。
当ブログでは、「不動産会社の倒産」→一般の「倒産」、「投資」→投資の損失・被害・詐欺事件などそのあたりを中心に考察していますが、こういったものも「失敗」などの「実体験」があったからこそ、それ以降の考察に大きく寄与しています。しかしそれは「小失敗」だから「成功のもと」になっていますが、「大失敗」はやはり回復は出来ない事もあるので、「成功のもと」とは言い難いです。
今回の辛坊氏の件は現時点では「大失敗」なのかと思います。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 18:29| 東京 ☀|
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