「介護」は「高齢者特有」の分野と考えがちですが、誰でもいつかは必ずと言っていいほどやってくるものです。自身が65歳を超え70歳を超え80歳となるにつれて、体の機能は着々と衰えてきます。現代の医学では、残念ながら、90歳手前の人間の寿命を200歳位まで延ばす技術はありません。
よく人間が死ぬことについて「寿命が来たから」という事を言われる方もいらっしゃるのですが、実際に人間が死ぬ原因は「事故」以外は「病気」でなくなるのが普通です。
高齢になると病気と遭遇する確率も高くなりますし、その看病が必要になることも少なくありません。
一時的な機能の衰えは勿論のこと、恒常的な衰えがくれば、人の手を借りて生活をしなければならなくなります。それが「介護(かいご)」というものです。
その「介護」は自分自身がしてもらうのは勿論のこと、体の機能の衰えた親や障害をもつ家族にも当然つきまとうものです。
そのための「保険」というものが「介護保険」というものです。
「介護保険」は他の強制保険(健康保険)や年金と比べると歴史的に新しい制度で2000年以降にスタートした制度です。
また他人に業として「介護」サービスを提供するにはその資格が必要で、その最たる資格は「介護福祉士」という国家資格で、この資格も比較的新しく昭和62年(1987年)に隣接する資格「社会福祉士」とともに誕生しました。
ですから、この「介護」という分野は意外にも「歴史が浅い」といえるでしょう。
人間生活していく以上「お金」のことについて考えていかなければならないのは当然ですが、それは、仕事などによる「労働収入」、自分の持っている資産(不動産・株・預貯金)を活用してで得る「不労所得」などの収入だけに着目していては解決できず。
支出にも同時に着目していかなければ「お金」について安心することはできません。毎日の衣食住の費用・そして万一の備えについての健康保険、そして同様に考えていかなければならないのが「介護費用」です。
その「介護費用」について大きく占めるであろうものが「介護保険」です。
「介護保険」の用途目的は、介護サービス(人的サービス・物品購入)を利用する際に、国及び市区町村でさだめられた基準である「介護度」(要支援1・要支援2及び要介護1〜要介護5)に応じた費用を支給することです。
具体的に言うと、介護度を認定された利用者はサービス費用の9割は「介護保険」で負担してくれるものです。
今「関係ないや」という状態の人も自分自身まだ先の話であっても親や万一の家族が障害者となった時には、多大な必要が生じるものとなります。
ニュース元・資料
posted by 管理人B at 04:22| 東京 ☀|
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