さらにそれがお店が仕組んだこと(故意)であれば、同時に「詐欺罪」が成立します。
ところが、この偽装を車海老とブラックタイガーに変えて行ってみると、食べた時にわからないというお客さんも少なくなかったのかと思います。
「車海老」と「ブラックタイガー」では実際の値段が格段に違い、米でいうと、日本のコシヒカリとタイ米(外国米)との違いのようなものです。
これを差し出されたお客さんは怒るのは当然ですし、そういった行為が9年半も続いていたとなると、「知りませんでした」というには、言い訳にもならいというコメンテーターや評論家・消費者被害研究家も多くいました。時々横目で見る読売テレビのお昼の番組「ミヤネ屋」でもゲスト出演している住田弁護士が、これは知っていてやっていたら「詐欺」ではないかとも評していました。
今「大手」と言われる百貨店でも売上が低迷しており、ライバル同士のような存在の会社が「経営統合」をして生き残りをかけている時代です。
しかし、その中でも「高島屋」においては、苦しい部分も多々あるものの、他と合併することなく、百貨店のトップランナーを維持しているように見えます。
やはり他の百貨店と違うところは店舗数も多いです。そして売り場面積も大きいため「ショッピングモール的」な部分つまり「エンタテインメント」や「アトラクション」のような役割を果たしています。また「スーパーマーケット」的な部分、特に「デパ地下」と言われる「食料品」関係に強みがあり存在が目立つため、他の百貨店とは存在自体が「差別化」を図っているようなので、そういった部分が消費者から好評をえているものと思われます。
それに、これらについて利用者は結果的に「詐取」されたことと同様な形になってしまいます。高島屋としては、利用者(購入者)に対してどのような弁済をするのかとても気になるところです。
血の気の多い利用者においては、「詐欺罪」で告訴するなんていう人も出てきてもおかしくありません。