「ドーナツ」の店というとファーストフードの「ミスタードーナッツ」が有名ですが、これと一線を画すような形で、もう少し高級でまったりするというような雰囲気を醸し出すというものが特徴かと思います。
しかし、最近の景気低迷はやはり消費者は「低価格嗜好」にシフトしてしまうのが通常です。そのため、売り上げがどうしても低迷してしまうため、経営の方は苦しくなるということになります。
さらにこの会社はドーナツとはちがうレストランやカフェなども経営していましたが、そちらの方が足を引っ張る形になりました。
結果的に「債務不履行」ということで、この店舗を起こした「スリープタイト」は破産へと向かいましたが、お店は非常に資産価値があるものなので、運営会社がその前に分割して、「事業譲渡」という形で現在も引き続き営業されています。
尚、この破産の形は一つの会社(ドーナツとレストラン&カフェ)で運営されていたのが、レストランとカフェの不採算営業を切り離す形で、ドーナツ店が会社として生き残るという選択をされています。
こうなると、ドーナツ店に資産を移動して、負債をレストラン&カフェ店に押し込むという姿勢があるのではないかと勘ぐられるのが普通です。その判定などは、就任した破産管財人が判断して、新会社に対して資産を持って行きすぎではないかなどの物言いがあるかと思います。