昨月の3月26日にオザマ製作所(システムキッチン製造業)が破産手続き開始決定となりました。
負債総額は約9億8000万円です。
この破産においては「きらやかターンアラウンド・パートナーズ」というファンドキャピタル(事業再生を目的とした投資ファンド)が金銭を貸付もしていたということなのですが、貸したお金が回収できず今後も回収の見込みがないということで、破産をして少しでも回収を確保しようということなのだと思います。
通常、こういった投資会社は、オザマ製作所のような会社の株を引き受けて子会社とし、再生を試みる形をとっています。そしてその会社がうまくいかず債務超過となった場合は、「特別清算」というような方法をとって持株会社が責任をとるような形をとりつつ清算へ向かうのですが、今回の場合は、それが破断して破産になったようにはみえず、会社を他の投資会社に売り飛ばすことができず、全て「ご破産」して、終結させようとしたものと見受けられます。