北海道の苫小牧(とまこまい)駅にある「エガオ」という商業施設(テナント)が自己破産を申請するということです。
この決定は運営会社の総意ではなく、代表者が独断で決定したということです。通常破産手続きなどの意思決定は会社の議決機関である「取締役会」というところで決議するので、仮に会社のトップである代表(社長)が「おれの会社だから俺が決める」というのは通常許されないことになっています。
恐らく現状としては、先のことを考えてもうやめたほうがいいという代表の考え方もあれば、まだまだがんばればなんとかなるという取締役との見方もあるということなのだと思います。
今後はどうなるのかといえば、そのテナントに入っている入居者(事業者)が相互に管理をするという形をとるということですが、運営会社もそれなりのノウハウがあってのことで経営を続けていたわけなので、自主運営になると厳しい部分が見受けられるものと見ています。