内容としては、リプラスの賃貸保証を契約して、その物件に居住をしたけど、やむを得ない事情によって、荷物を残して退出(無断退出も含む)をしてしまったので、その後始末の際にリプラスが保証契約に従い保管していたというものです。
しかし、「ご存じのようにリプラスは平成20年9月24日に破産をしてしまって、今後リプラスの業務を継続することはありません。さらにもう倉庫にしまった荷物は1か月経過したので、11月末には処分しますので取りに来てください。」というものです。
かつて、8月頃リプラスIRでは、リプラス利用者の荷物の預かりをするために、巨大な自己倉庫をつくるために、茨城県に土地の取得の契約までしていたところを発表していたところでした。
おそらく、リプラスは任意の好意で1か月以上の保管を実質行っていたのではないかと思います。そのような話もたびたび聞きます。
それでは、今度引き継いだレントゴー保証株式会社は、その荷物を継続して保管しないのか?ということになりますが、やはり荷物の保管は非常にコストがかかるので、引き継がない模様です。当初のリプラスの規定にしたがって行うものというよりは、記述の通りリプラスの破産管財人がそれを行なうというので、すべて破産者リプラスのものとなっていると思われます。
この部分は賃貸保証事業の重要な部分だとおもうのですが、現時点で金銭が非常にかかる部分なので、とりあえず倉庫の返却や保管品の処分をしてまっさらにするものと思われます。
家主や管理会社・賃借人にとってこの残留物の除去と保管は本当にありがたいものだと思います。
永続性を念頭において活動していたリプラスがこのような結果となってしまうのは、今の社会での
とても恐怖な場面をみせつけられます。
麻生総理が今定額給付を行うけど、1800万以上の所得のある人は遠慮していただきたいと悠長なことを言っていますが、この賃貸保証制度の崩壊ともいえるリプラスの破産やその他の社会保障の縮小を見ていると、このようなところをなんとかするのが先ではないかとつくづく思います。
9月24日はリプラス破産の日であるとともに麻生総理誕生の日であるから、今の日本は真っ先に本当に何が必要なのかを麻生太郎総理大臣をはじめ行政・立法府関係者はもう一度、原点に立ち返って考えてほしいものです。
こういった社会資本や社会福祉(高齢者福祉、低額所得者対策、非正規社員雇用問題)がしっかりしていれば、リーマンブラザーズやサブプライム問題の被害も極力食い止めることができるものなのです。
搬出動産類の引取りと処分に関するお知らせ(リプラスIR)
(破産者リプラス破産管財人/2008/11/14)
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