●男の隠れ家などで有名な、株式会社あいであ・らいふ社が自己破産申請を東京地方裁判所にいたしました。「男の隠れ家」にはかつてリプラスのアセットマネジメント事業部で手がけている家なども掲載されておりリプラスニュースリリースで報じられていました。
また・あいであらいふ社は投資家や投資で飯をたべるような人にとってはここの出版社が発行する雑誌「頭で儲ける時代」を目にしたこともあるかと思います。
さらにこの会社は匿名組合などの「投資事業組合」・「バルチックカレー」などをおこなったりするなど、出版社ながら事業を立ち上げるという企画を行い、それに対するファンも多かったかと思います。創業から40年という実績もありますが、実際に好結果でリターンするという話は聞かず、事業の新規性や時代の波に乗り遅れるという指摘もしばしばあり、その結果の経営破綻に至ったとの声も多く聞こえます。
最近「金融不況」で倒産する会社は皆、歴史の浅い新興企業で投資を主とした企業が多く、あいであ・らいふのような長年の老舗のような企業はそれに耐えられるものと思っていましたが残念ながらこのような
結果に至ってしまったようです。
(以下参照)
2008/12/15(月) | 「男の隠れ家」出版 株式会社あいであ・らいふなど2社 自己破産を申請 負債24億6000万円 |
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TDB企業コード:982960889
「東京」 (株)あいであ・らいふ(資本金2000万円、東京都港区虎ノ門2-6-4、代表嘉藤愼哉氏、従業員25名)と、関係会社の(株)あいであ・らいふホールディング(資本金500万円、同所、同代表)は、12月15日に東京地裁へ自己破産を申請した。
申請代理人は神洋明弁護士(東京都港区赤坂4-7-15、電話03-5562-2515)ほか。
(株)あいであ・らいふは、1974年(昭和49年)12月設立の出版業者。“創刊40年を迎える老舗のビジネス誌”「頭で儲ける時代(月刊)」を主体として年間1〜2点の新刊書の出版を行ってきた。98年6月からは“こだわりを持った男たちのライフスタイルマガジン”「男の隠れ家(月刊)」の出版を手がけ、現在その2誌を主力に展開を図り、「男の隠れ家」が販売部数を伸ばした2007年9月期には年売上高約6億3000万円を計上していた。
しかし、読者の定期購読率低下やインターネットやフリーペーパーといった他の情報媒体との競合が激しさを増す業界環境のなか、「頭で儲ける時代」の販売は伸び悩みを余儀なくなされ、売り上げは減少で推移していた。こうしたなか、匿名組合で出資を募り資金運用をしていたが、当初の計画通り配当ができないという事態が発生。一部出資者から返金要請なされるなど、動向が注目されていた。
(株)あいであ・らいふホールディングは、2008年(平成20年)4月に会社分割により設立された関係会社。
負債は債権者少なくとも約2000名に対し、2社合計約24億6000万円。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2856.html
(2008/12/15/帝国データバンク)
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