●引き続き福岡県福岡市の民事再生中の不動産管理会社 丸美(まるび)の情報です。丸美の出資者が「丸美被害者の会」(まるびひがいしゃのかい)を結成して、さらに弁護士を雇い、法的な視野をいれた活動をしてきた模様です。
違法な資金集めをして、強制捜査が入ったということで、損害賠償請求もやりやすくなるものと思われます。
俗にこのような詐欺まがいの事件はたいてい回収率がよくて出資額の2割が限度となっています。はたしてどこまで被害を回復できるか、この被害者の会を応援するばかりです。
(以下参照)
丸美:捜索 「金の流れ解明を」被害者の会訴える /熊本
マンション管理会社「丸美」(福岡市中央区)や同社関連の宿泊施設ロマネスクリゾート菊南(熊本市鶴羽田町)などを熊本県警などが偽造有価証券行使容疑で家宅捜索した12日、丸美被害者の会(氷川町)は会見し「丸美には裏切られた思い」「捜査で金の流れを解明してほしい」と訴えた。
被害者の会の森田英一会長は「(丸美が)存在しない会社の社債を発行し、違法な資金集めをしていたことは悪質で許すことはできない。不正がはっきりすれば民事での損害賠償請求もしたい」と話した。
被害者の会は、丸美からリゾートホテル会員権や社債などを購入した債権者らが08年9月設立した。会員は、県内の134人を最多に全国で約350人いる。丸美は08年7月に経営に行き詰まり預託金返還の見込みがないのが分かっていながら会員2人を入会させ、各200万円をだまし取ったとして08年10月、2人が金丸会長と宮崎隆社長を詐欺容疑で県警に告訴していた。【遠山和宏】
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毎日新聞 2009年5月13日 地方版