2009年05月26日

貧困ビジネス [著]門倉貴史[掲載]週刊朝日2009年5月8日増大号

● 貧困ビジネス・追い出し屋・家賃保証業 というキーワードを網羅した評論が掲載されています。
   ここ最近発生した大きな社会問題にもなっていることです。この事はかつて「サラ金」といわれた「消費者金融」において問題となっていたことが
  家賃保証会社に浮上してきたということにもなっています。本来この家賃保証会社は必要悪というか、やはり重要な役割を果たしている
だけあって、悪質業者の参入などによって大きな問題にまで発展しているといっても過言ではないでしょう。


(以下参照)

貧困ビジネス [著]門倉貴史[掲載]週刊朝日2009年5月8日増大号
[評者]永江朗■日本じゅうが『蟹工船』化している  「追い出し屋」への提訴が相次いでいる。追い出し屋というのは、家賃滞納を理由に強引に退去させる悪徳業者。被害に遭う人の多くは、派遣切りなどで仕事を失った人たちだ。国交省も対策のために、温床となっている家賃保証業の規制を検討するという。
 困窮者の弱みにつけ入り、食い物にすることを「貧困ビジネス」という。門倉貴史『貧困ビジネス』はその実態とメカニズムをレポートしている。
 お金がない人や保証人を立てられない人にとって敷金礼金ゼロの「ゼロゼロ物件」はありがたい。ところが中には悪徳業者も少なくない。家賃がちょっと遅れただけで、鍵を付け替えて閉め出してしまう。法外な違約金を取る。よく見ると契約書は借地借家法が適用される賃貸契約書ではなく、「施設付鍵利用契約書」になっていたりするのだ。気づかないよ。
 呆れるのはレンタル時計店。高級時計のレンタル店と質屋を隠れ蓑にした闇金融である。お金がなくて困っている人を助けるふりをして、じつは彼らからもっとむしり取っていく。これが貧困ビジネスの本質だ。甘い言葉には気をつけよう(政治家の公約や政策もそうだ。「いいことだらけ」の裏には地獄が待っている)。
 しかし貧困ビジネスはアングラでブラックな輩がやっているとは限らない。門倉が本書で取り上げるなかには、日雇い派遣や二重派遣、偽装請負などもある。キヤノンや松下グループなど大手一流企業でも問題になった。ようするに日本じゅうが貧乏人からむしり取る貧困ビジネス化、『蟹工船』化しているのだ。

 追い出し屋や家賃保証業を規制しただけでは、問題は解決しない。根本にあるのはセーフティーネットの不十分さだからだ。フリーランスをしていると、アパートの部屋ひとつ借りるにも大変な苦労と屈辱を強いられる。ケガをしたり病気になったりすると、たちまち仕事も住まいも失って路上で死ぬしかない。貧困ビジネスを生んだのは政治と行政の貧困だ。
http://book.asahi.com/topics/TKY200905040084.html
(2009/5/4/asahi.com 朝日新聞社)



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posted by 管理人B at 04:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 賃貸保証・滞納家賃保証業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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