●商工ローン最大手のロプロが会社更生法の適用申請を東京地裁にいたしました。
商工ファンドの件もあり、経営破たんに至るのは時間の問題ともいわれていましたが、ここにきて会社更生法の適用申請という
ことになりました。
商工ローンのロプロ(旧日栄)は2日、会社更生手続きの開始を東京地裁に申し立て、受理されたと発表した。負債総額は218億円。前田正宏社長は引責辞任し、新たに家田孝常務が同日付で社長に就任した。今後は、監督委員兼調査委員に選任された弁護士の監督下で再建を目指す。 東証、大証はロプロ株式を整理銘柄に指定し、12月3日付で上場廃止にする。
同社は1970年に日栄として設立。中小企業向けの手形貸し付けや商業手形割引などを業務として規模を拡大したが、脅迫的な取り立てなどで元社員らが逮捕され、高金利などが社会問題となった「商工ローン事件」などの影響で収益が悪化。02年11月に現在の社名に変更し、経営再建に取り組んでいたが、過払い利息の返還などで業績は低迷を続けていた。
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毎日新聞 2009年11月2日 12時35分
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091102k0000e020063000c.html
(200911/2/毎日新聞)