2010年01月18日

都の公設派遣村終了

とりあえず、公設派遣村は終了いたしました。2万円を支給してもらったらとんずらした人も少なくないですが、わずかでも仕事にありつける人が出てきたり、その残りは「生活保護」の申請に至ることで、「まじめに」過ごしている人は何らかの援助を受けているものと思われます。
 まずは自分の住む家を確保することが大切だとおもいますので、それからの活動になるのかもしれません。石原慎太郎東京都知事が今後は協力はしないとの事ですが、利用する施設が東京都のものであるものも少なくないので、はやりこの現状を見る限り「協力しない」という事は好ましくないものと思います。
 不心得者もいますがそれは一部の人たちだけであるから本当に困っている人を逃してはならないと思います。

社会】
都の公設派遣村終了
2010年1月18日 夕刊

公設派遣村が終了し、退所手続きを終えてバスに乗り込む入所者ら=18日午前7時53分、東京都大田区東海で(河口貞史撮影)
 
 
 仕事や住まいがない人を対象に、東京都が年末年始に開設した「公設派遣村」が十八日、終了した。大田区の労働者向け宿泊施設に設けられた「派遣村」に宿泊していた利用者はバスで近くの駅まで送られ、施設を後にした。生活保護などで今後、それぞれ生活再建に取り組むが、仕事が決まった人は十五人にとどまった。求職活動費用として支給された二万円の精算・退所手続きをせずに所在不明になった人は百十一人いた。 

 都によると、大田区の施設に入所した五百六十二人のうち、十七日夜までに半数以上の二百九十八人が退所した。所在不明以外の利用者は▽生活保護など区市町村の福祉施策を活用(四百十九人)▽帰郷や個人のつてで自主退所(二十八人)▽国の貸付金制度利用で住宅確保(一人)▽病死(一人)。施設内で飲酒をして強制退所となった人は二人。退所手続きをした人のほとんどが何らかの形で行き先を決め「路上に戻る人は基本的にいない」(都福祉保健局)。住居未定の人も一時保護施設などに入居するか、生活保護の活用で一時的にカプセルホテルに宿泊できるという。
 派遣村は、国の事業を東京都が実施する形で昨年十二月二十八日から四日までを国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で過ごし、その後、大田区に移った。

 施設運営をめぐり利用者や失業者支援団体が、都の相談体制の不備や連絡事項の広報不足などを指摘。一方で、求職活動費用として支給した二万円を酒やたばこの購入に充てたり、現金の受け取り後に施設から姿を消す人がいたりした。運営そのものにも都から「本来は国が実施するべきだ」との声が上がり、石原慎太郎都知事は「自治体に依頼するな」と再び協力することはないとしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011802000215.html
(2010/1/18/東京新聞夕刊)

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