●JALが「整理解雇」を本格的に行う事になりました。「解雇」(普通解雇)というのはよほどのことで無い限り認められないのが判例なのですが、JALは倒産(会社更生手続開始決定)という事なことと、整理解雇に踏み切るまでのプロセスを踏んでいることなどから、「整理解雇」は一応「やむを得ず」という形でおこなわれることになります。
しかし、倒産と言っても破産のような事業所を閉鎖するものではなく、誰を解雇させるかということで公平性のとらわれ方でかなり揉めることは見えてきています。特にJALは労働組合が別個に8つも存在し、労働組合が強いとされていればなおさらになります。
JAL、約200人の整理解雇を正式発表
2010年12月9日(木)18時39分配信 読売新聞
日航は、11月末に東京地裁に認可された更生計画で、今年度中に約1万6000人の人員を削減するリストラ策を盛り込んでいる。今回の整理解雇で、人員削減計画の達成にめどが立つとしている。
9日に締め切った追加の希望退職募集には、パイロットで約20人、客室乗務員で約20人、病気などによる休職者からも約10人の応募があった。
しかし、目標に対して足りないため、パイロットで約90人、客室乗務員で約70人、休職者で約40人、最終的に計約200人を対象に整理解雇に踏み切る。
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yomiuri-20101209-00859/1.htm