2011年01月18日

就職内定率:大学・短大、超氷河期 「何とか決めたい」 「中小」に希望託し

●言うまでもありませんが、大学生(新卒)の就職内定率が70%を低下するという異常事態となっています。
就職氷河期というのはここ数年つづいているものでしたが、今の経済情勢をみてもとても深刻なじょうきょうとなっています。
 今年卒業する人たちは特に浪人もないというのであれば1989年に生まれた人となり、この年は「平成元年」という年でした。この時期は竹下登内閣で、消費税が平成元年4月に3%でしたが施行された年でした。
 その2年程前に「ブラックマンデー」という株価大暴落があったものの、なんとか持ち越してバブルの絶頂期といわれる時代でした。当時の新卒者は何十社と内定を受ける人も少なくなく、就職も「買い手市場」と言われるころでした。
 
 今はそれとうって替わって、このような内定率。学生が「選り好み」をしなければ就職ができるのは事実ですが、「大企業」にこだわるのも無理はないところです。

 ではなぜ、「大企業」にこだわるのでしょうか。それは、いつくかありますが、最もいえるのは「生涯賃金」になります。
 仮に今年22歳で卒業して大企業に入った人は(特に経済状況や会社の事情がかわらなければ)30歳となる7年後の月の賃金は約30万円、しかし中小企業(資本金1億円未満)の場合30歳の賃金は25万円ともいわれており、実際これ以下となることも少なくありません。そうなると、生涯賃金は大企業で定年迄勤務の3億5千万だったら、中小企業では2億7千万円と7千万円の開きがあるほどです。
 話はそれますが、プロゴルファーの石川遼 選手は20歳前でこれまでの獲得収入が4億円ということで、仮に今後「労働」という事を行わなくても充分生涯暮らせるという計算になります。

 さらに中小企業は倒産や経営破綻の可能性の確率も大企業に比べたら高いです。
 そうなると、将来の違いから「今、こだわって」も無駄は決してなく、だれもが必至です。
企業と学生との雇用目論見のミスマッチともいえますが、それは仕方のないことです。

 自分の人生を「投資」という観点でとらえると、大学を卒業して、大企業に就職するということが、人生の投資として、「安定思考」といってもよいでしょう。

 ただ、「安定」を考えるのではなく、チャレンジして自分で舵をとってやっていきたいという人は、大企業にこだわらなくても、むしろ中小企業の方がその裁量は発揮されるかと思います。必ずしも大企業を超える生涯賃金を獲得できる可能性があるわけではないですが、ちょっとしたブレイクや成長によって勝ち取れる可能性は少なくありません。ただし、それなりの努力は必要です。
 あともうひとつ気をつけたいのは、「急成長」している会社には一応気をつけた方がよろしいかと思います。急成長してるときは経営の本質が見えなくなってきており、何か無理がある部分もとても多いです。
 就職と投資と考えてみるのは少々無礼な話となりますが、考え方や本質は同じです。

 
 

就職内定率:大学・短大、超氷河期 「何とか決めたい」 「中小」に希望託し
 文部科学省が18日発表した10年12月1日現在の大学生の就職内定率は、68・8%と過去最低を更新。約3割の学生が就職先が決まらないまま年末を迎えた状況が浮かんだ。10月1日現在が57・6%で、2カ月経過しても10ポイントほどしか改善していない。統計が残る96年以来、12月段階で60%台の数字は初めてだ。“超氷河期”の中、最終盤を迎えている就職活動で、学生は中小企業にいちるの望みを託している。【遠藤拓】

 東京都千代田区内で1月17日に開かれた中小企業が集まる合同就職説明会。中央大や明治大など4大学の4年生と大学院生が対象の中小企業庁の事業だ。計25社がブースを設けた。
 数十人の学生が参加し、表情は真剣そのもの。明治大の女子学生(21)は、200社以上にエントリーしたが、内定を得られなかった。「奨学金を返済するために、どうしても卒業までに就職先を決めたい」とブースを巡った。同大の男子学生(23)も約20社受けたが内定ゼロ。動揺で食事がのどを通らなくなり、体調を崩して倒れたこともあったという。「友人はもう内定を決めている。なんとか内定したい」と必死の様子。
 「大企業は安定しているかもしれないが、大勢の同期に埋もれて活躍できない。中小企業の方が良いと就職活動を通じて実感した」と、中央大の女子学生(21)は言う。これまでに50社以上エントリーしたが内定先はなく、この説明会に望みを託した。
 大企業だけでなく中小企業にも目を向けてほしいと、会社側も真剣勝負だ。不動産関連会社「フォレスト」(東京都八王子市)は数人の採用を予定する。多田幸久人事・庶務担当部長は「知名度がなく、大学で求人票を出しても学生が集まらないので参加した。中小企業のことも知ってほしい」とラブコールを送る。
 明治大の杉林宏茂・就職キャリア支援事務長は「既に『就職留年』を決めた学生も少なくない。だが、中小企業にも業績を上げている企業は数多い。今からでも学生は視野を広げてほしい」と指摘する。
 東京都江東区の東京ビッグサイトでも16日、4年生と既卒者を対象とした合同企業説明会が開かれた。中小企業など85社が参加し、約1500人が殺到した。

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毎日新聞 2011年1月18日 東京夕刊

http://mainichi.jp/life/job/news/20110118dde041020010000c.html


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