●予想通りですが、アーバンエステートの役員の再逮捕が行われました。
再逮捕されたのが会長と取締役営業部長の2人のみということで、残りの「社長」や経理担当は釈放されたとのことです。この「社長」は代表権をもっているものの実質的な代表ではなく現場での代表ということなのかもしれません。それに驚いたのは「会長」自体が代表権もないし、登記上の役員でもないということです。それでも強力な権限をもっていたのでしょう。
処分保留で釈放された2人は今後検察側の証拠証人として有罪の立証に役立つようになることでしょう。
今回の逮捕容疑は1400万円ですが、実際の被害はもっとおおいのですが、起訴されたとのころなので、今後再再逮捕や再再再逮捕が行われるのかどうかが注目されます。でもこの起訴された被害額からみるとあまり大きくない懲役刑となるのではないかと思います。刑事事件はある程度迄行われれば、民事事件の解明には充分なので、それ以上に被害額の奪還となります。
被害に遭った方は、若い方もいらっしゃいますが、年金の他の長年貯めてきた貯金をもとに家(不動産)を買った人もおおいことでしょう。それに銀行に大きなローンを組んだ人も最悪な事態にならないよう金融機関も配慮すべきです。
2011.1.25 21:59
アーバンエステート元会長、永井昭四郎容疑者の自宅に家宅捜索に入る県警の捜査員。県警はさらなる捜査を進めている=4日夕、川口市東内野
注文住宅販売会社「アーバンエステート」(埼玉県川口市、破産手続き中)による詐欺事件は、25日にさいたま地検が詐欺罪で元会長の永井昭四郎容疑者(61)と元取締役兼営業部長の三井晴子容疑者(57)を起訴したことで、一定の節目を迎えた。埼玉県警は同日、詐欺容疑で2人を再逮捕しており、この2人が「ツートップ」(捜査関係者)となって事件を主導していたとみて、さらなる実態解明を進める方針。
さいたま地検は、詐欺容疑で逮捕されていた同社の大山伸吾元社長(47)については「実際は現場工事の責任者で関与は薄い」として、永井容疑者の長女の谷本聡子元取締役(35)については「経理担当だったが会社の実態を把握できるほどではなかった」として、処分保留のまま釈放した。
永井容疑者は平成14年に同社を創業し、登記上の役員ではないものの「会長」として君臨していた。捜査関係者などによると、永井容疑者は自ら銀行印を管理し、役員会の決定事項についても全て報告を受けるなど、同社の経営方針の決定や金銭管理を取り仕切っていたという。こうした状況から、県警は一連の犯行は永井容疑者の指揮下で行われていたとみている。
一方、アーバン社の営業部長だった三井容疑者について、県警は永井容疑者から顧客の獲得や入金方法などの営業方針について指示を受けていたとみている。その上で三井容疑者が具体的な営業方針を決めていたとみられるが、三井容疑者は「役員であることすら知らなかった」などと容疑を否認しているという。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110125/stm11012522050147-n1.htm
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