2011年01月27日

県建設業年金基金の使途不明金:業務上横領容疑、前事務長発見かぎ /長野

● 今年2011年1月の初めに、九州石油業厚生年金基金がりそな銀行に資金の運営の委託をしたところ、その運用方法が依頼者にも説明をされていなかった不動産投資という方法であってさらにその運営がリーマンショックで大きく棄損したことで大問題になりました。今回の件は個人的な横領という事になりますが、この横領も大体が「資金運用」して元に戻すというやり方です。勝手に利用するのも当然違法なのですが、その運用方法も個人的な横領の場合は「不動産投資」ではなく、「競馬」や「パチンコ」で運用するというのもしばしばです。
 どうぜんこのようなことも許されないのですが、目の前に自分で裁量できる金を見せないという事も一つのこういった資金管理方法だと思います。
 こうなってしまった場合、加害者本人に請求するも「ない袖は振れない」という形となるので被保険者への年金の棄損(被害回復の行方が)とても気になります。就職・転職をされる方は、こういった福利厚生の部分もしっかりと見極める必要があるかと思います。


 

県建設業年金基金の使途不明金:業務上横領容疑、前事務長発見かぎ /長野
 ◇県警、強制捜査に着手
 県建設業厚生年金基金の約21億9000万円に上る不明金問題。県警捜査2課と長野中央署は、業務上横領容疑で前事務長の男(53)の逮捕状を取り、強制捜査に着手した。横領の手口や使途などをさらに調べるが、全容解明には行方不明のままの前事務長の発見がかぎとなる。  長野市南石堂町の基金事務所では、25日午前10時過ぎ、長野中央署の捜査員ら10人が捜索に入った。事務所入り口には立ち入り禁止の張り紙が出され、捜索は約4時間に及んだ。午後2時半ごろ、捜査員は書類などを入れたとみられる段ボール5箱を運び出し、車に積み込んだ。
 発覚のきっかけは、県内の建設業者が基金に支払った掛け金を運用する保険会社が、昨年8月中旬、「入金額が少ない」と基金側に指摘したことだった。厚生労働省も特別監査を3回実施。その際、前事務長は「独自運用を申し出た企業に、いったん集めた金を返した」と説明。うその書類も示して発覚を遅らせたとみられる。
 前事務長は、発覚直後に「東京に行く」と言って自宅を出てから、連絡が取れなくなっている。昨年9月に基金から被害の相談を受けた県警は、これまで任意で捜査を進めてきた。基金の一之瀬幸徳・常務理事は捜索後、報道陣に「何も話せない」とした。【大島英吾、小田中大】

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長野県建設業年金基金の使途不明金:横領容疑、前事務長に逮捕状
毎日新聞 2011年1月26日 地方版

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posted by 管理人B at 13:29| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 年金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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