●大阪地検特捜部の「証拠改ざん事件」は前田恒彦被告人(元主任検事)だけでなく、他にも叩けば埃がもっと出てくるようです。
前田恒彦被告人の事件が関係者からは「あり得ない」という事件なのですが、これだけが突発的におこっているとは到底思えないような事件でした。そうなると他にもやっているんじゃないかということが誰でも思うのではないのでしょうか。
検察が起訴をするのは「絶対に有罪になる」という確信がないと起訴いたしません。もし無罪になったりしたばあいは大きな責任問題に発展します。当然賠償金を払う可能性も大きくでてくるので、最近の傾向は、一度起訴して「無罪だった」とわかった時点で「無罪」を検察が申し出るのではなく、「証拠をつくって」有罪を立証させ、起訴した責任を逃れようという目論見が見えてきます。
2010.12.22 09:03
大阪地検堺支部が放火などの罪に問われた知的障害のある男性(29)の公訴を取り消した問題に絡み、公判担当だった地検特捜部の高宮英輔検事(38)が貝塚署に対し、捜査報告書から男性のアリバイ発言に関する部分の削除を指示していたことが21日、分かった。地検は起訴を取り下げた11月の時点で問題を把握したが公表せず、この日発表した。押収資料改竄(かいざん)事件に続く「改竄」ととらえられかねない不祥事で、検察への打撃は必至だ。 高宮検事は21日付で、減給10分の1、3カ月の懲戒処分を受け、20日付で地検総務部に異動。府警は削除に応じた男性警部補(54)を所属長訓戒処分とした。地検は虚偽公文書作成容疑で高宮検事らを捜査したが、不起訴処分(嫌疑なし)とした。
地検によると、捜査報告書は男性の言動を記録するため署側が1月11、12の両日に作成。4月になって高宮検事は、男性が事件当時のアリバイについて「自宅で寝ていた」と発言した−と記された部分を削るよう求め、署側が報告書を作り直した。
男性はアリバイ発言の直後に「嘘をついた」と撤回し、実際に自宅にいなかったことが判明したためだが、高宮検事は「公判で無用なトラブルや争点を作りたくない」などと署側に削除を指示したという。高宮検事は当時特捜部に所属し、堺支部へ応援に出ていた。
地検によると、男性は捜査段階で容疑を認めたが、1月の起訴後に起訴内容を否認。地検は「自白の信用性を立証することは困難との結論に達した」として、異例の公訴取り消しをしていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110112/crm11011206560100-n1.htm
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