●昨日の警察官の公判の続きになります。
その公判の翌日22日に暴言被害者とされる会社員が別件で逮捕されました。実際にこの窃盗の被疑事件(不動産ではなく、動産としての会社のパソコン、これを投資なのか単なる換金なのかわかりませんが古物商としての買い取り店へ売却)はあったのかもしれません。しかしだからと言って、この取り調べ警部補の高橋和也被告人の違法性が阻却(そきゃく)されるわけではありません。
この高橋和也被告人(免職や退職もしないで現職のまま)の弁護人もこの事件の弁護として、今回の別件逮捕の件について大きく触れて罰金もしくは執行猶予を求めようという戦術をおこなうものと考えられますし、これが単なる「脅迫罪」で終わってしまえば、今後の司法の適性な運営は期待できないものと考えられます。
警官暴言被害者を逮捕 大阪府警が別事件の窃盗容疑
2011年2月22日 夕刊
大阪府警東署の警部補高橋和也被告(34)が遺失物横領事件の任意の取り調べで暴言を吐いたとして脅迫罪に問われた事件に関連し、府警は22日、約20万円相当の窃盗の疑いで、脅迫事件の被害者の男性会社員(35)=大阪府吹田市=を逮捕した。
会社員は取り調べでの暴言をICレコーダーで記録。高橋被告は21日の初公判で起訴状の内容を全面的に認め、会社員は3月30日の第2回公判で意見陳述する予定になっていた。
弁護団の秋田真志弁護士は「逮捕のタイミングも被疑事実のあいまいさもいずれも不自然。弁護団は不当逮捕として、徹底的に戦っていく」と述べた。
捜査関係者によると、逮捕容疑は、2009年12月25日から10年1月7日までの間に、勤務先の大阪市内の会社からパソコン1台など(20万円相当)を盗んだとされる。会社員は黙秘している。
パソコンは納入されたばかりの新品。会社員は大阪市内にある事務機器の買い取り販売店に売り、その際に自分の免許証を使っていたという。会社は昨年12月、被害届を出していた。
最初に疑いを持たれた遺失物横領事件では、20代の女性が09年12月、出勤途中に財布を紛失し、その後「会いたい」などと不審なメールが届いたため、10年2月に大阪府警に被害届を出した。脅迫めいた内容のメールもあり、府警は強要未遂事件として捜査を続ける。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2011022202000191.html
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