●今回の震災の影響で、例年3月におけるマンションの供給量(購入ではなく、販売の方になります)は、大きく下回ったとの事です。
その背景としては震災による今後の動向を見極める。電力供給などの影響で、住宅の仕様変更をこの際行う。など不透明感という事が最も大きな要因であるかと思います。
今は転職や就職で大きく住居の変更・住み替えが行われる時期なので、それに合わせるように供給量もおおいはずなのですが、こういった事情はやはり先行き不安で読めない部分がありそれをどうあわせるか目的になっていると思います。
それに今回の大震災の余震が1カ月たってもまだ続くと思うと今後どの地域に住んでいても「不安」材料はぬぐえないというのも事実でしょう。特に不動産投資に関しては最初に損失を補填するのは投資家になるという事もあります。
3月の首都圏マンション供給、震災の影響で予想を12%下回る 不動産経済研究所調べ2011年4月14日17時46分
不動産経済研究所の調査によると、3月に首都圏で供給された新築マンションは、前年同月(以下、前年)と同値の3685戸だった。同研究所は前月、3月の供給を4200戸と予想していたため12.3%下回ったことになる。これまでの増加基調が途絶えたこともあり、「震災の影響があったと言わざるを得ない」としている。
契約率は79.7%(前年比3.1ポイント下落)。「第2期販売」などではなく、全くの新規供給の割合が7割に上ったことも好調な数字を維持した要因だ。
販売価格は4674万円(同7.8%下落)、1平方メートル単価は65.3万円(同7.9%下落)だった。比較的高額な東京都区部の供給シェアが下がったことが影響した。
4月の供給予想は、前年を25%程度下回る2400戸前後。同研究所では、「今後3カ月程度は減少傾向が続く可能性が高い」と判断している。
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http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN201104140003.html
(2011/4/14/asahi.com住宅新報社)
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