2011年05月10日

章栄不動産;民事再生終結/広島 (不動産開発)

●「民事再生法の適用申請」というのは、債務が期限に近付いても支払えないので、裁判所の力を借りて「待って欲しい」という事です。したがって、厳密に言うと「倒産」と言えるのかという事が疑問なのですが、実際のところ「民事再生」法の適用の申請をして、「再生しました」という企業はあまりありません。通常はそのまま「破産」という方向にいくのが多いです。
 民事再生でも会社が通常の債務の支払いを行えないことは確かなので、当然取引や金融機関からの貸し出しも大幅に制限(むしろ貸さないのが普通)されます。
 近年の不動産業でもっとも利益の騰落の激しいのはやはり不動産投資などの不動産流動化事業(いわゆる「土地ころがし」)となりますが、この事業が隆盛を極めてくれば「2004年〜2005年頃のミニバブル」という事になり転職や再就職などの雇用も容易になり、景気が上向きになるのだろうと思います。
この地域での不動産業の倒産といえば「アーバンコーポレイション」や林原の不動産事業などが有名ですが、章栄不動産は建設と分譲のいわゆる地道なデベロッパーなので、今後は勢いよく発展はしないものの、落ち込みもないだろうと思い今後の発展を期待したく思います。


章栄不動産:民事再生終結 /広島
 

 民事再生手続き中だった章栄不動産(中区)は9日、東京地裁から6日付で民事再生手続き終結の決定を受けたと発表した。今後もマンションの建設・分譲事業を続けるという。同社の森博己社長は「初心に立ち返り、地に足を着けた堅実な歩みを続け、地域社会に貢献したい」と話している。
 
 同社は09年1月に同地裁に民事再生法適用を申請、同7月に認可された。再生計画では、13年12月中に債権を弁済することになっていたが、JR福山駅前(福山市)の高層マンション「フローレンス福山ローズタワー」が予定より早く大幅に少ない値引きで完売。人員削減などにも取り組み、今年4月27日に弁済を完了した。【加藤小夜】
 


毎日新聞 2011年5月10日 地方版
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110510ddlk34020516000c.html

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posted by 管理人B at 23:34| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(その他不動産会社) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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