2011年06月23日

新生銀、「レイク」の名前でカードローン展開 10月から 〜武富士・アイフル・アコム・プロミスなどのあわせて6大消費者金融はどうなるのか

●今弁護士がつくったサークル(被害者の会)による過払い金返還訴訟もたけなわになっています。そこまで行かなくても過払い金を計算したら、自分が該当したということで司法書士などに依頼して返還請求をされる人も多くなってきています。
 ほのぼのローン・ほのぼのレイクという武富士と一線を画すCMを行なっているレイクは現在新生銀行の傘下となっています。「ほのぼのレイク」は一見胡散臭いようなイメージもあるのですが、立ち上がりは武富士同様、個人が立ち上げてその後20年位前にはアメリカのGEコンシューマーファイナンス(つまり世界三大電機メーカーの一つであるGE;ゼネラルエレクトリック)の金融事業の関連会社の傘下となったため、他の消費者金融事業よりはより安定した基盤をもって運営することができていました。しかし金融市場の悪化や過払い金請求・過払い金返還訴訟などの増大により、GEコンシューマーは止むを得ず手放すことになり、それを新生銀行が買い取ったという経緯があります。99%新生銀行が株主であるため、実質上の新生銀行の個人融資部門(会社名は新生ファイナンス)と言っても過言ではありません。またクレジットカード事業や不動産投資や住宅購入などの住宅ローンも珍しく展開していましたが今ではその事業も撤退しています。他プロミスのGCカードや東京スター銀行の子会社のTSBキャピタル(債権回収事業)を自譲り受けるなど、消費者金融としては異例の幅広い活動をおこなっています。それもGEコンシューマーファイナンスという安定基盤が精力的な活動を支援しているものと思います。

 さて新生銀行がレイクという名前で事業を行おうというのは、おそらく収益性の高い個人貸付(カードローン)を自社で扱い利益を確保しようという考えなのかもしれません。今後は三菱東京UFJ銀行のアコムや三井住友銀行のプロミスなど今は分散されていますが消費者金融というあまり良くないイメージも一段落したら、吸収していくこともあるのかもしれません。「債権債務」を引き継がないということをうたっているのはひょっとして過払い金返還訴訟が加熱した場合で債務が多い場合は、切り捨てるつまり破産で従業員も解雇ということをも模索しているのでしょうか。そんな事もうかがわれます。就職や再就職・転職でも消費者金融業界は倒産や破産等のイメージや「収益が低い」というイメージがうえつけれていますが、景気回復を考えるとこういった「消費者金融」は景気高騰への起爆剤ともなっているので今後の展開が注目されます。

新生銀、「レイク」の名前でカードローン展開 10月から 〜武富士・アイフル・アコム・プロミスなどのあわせて6大消費者金融はどうなるのか
2011.6.23 05:00    
 新生銀行は22日、連結子会社の新生フィナンシャルが展開している個人向け無担保ローン事業の一部を譲り受け、新たに銀行本体で「レイク」ブランドを使った個人向け無担保カードローンサービスを10月1日をめどに始めると発表した。

 新生銀は、新生フィナンシャルから「レイク」ブランドや全無人店舗、自動契約機、専用ATM(現金自動預払機)などを取得する。ただ、過払い金返還債務など貸付金業者として締結した貸し付け契約にかかる債権債務は引き継がないという。
 銀行本体でのカードローン展開は、銀行が持つ信用力を活用し、これまで十分に対応できなかった小口の金融ニーズに対応する狙いがある。
 記者会見した新生銀の当麻茂樹社長は「個人サービスは重要分野で、将来の収益への貢献を期待している」と述べた。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110623/bse1106230503001-n1.htm
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posted by 管理人B at 17:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 貸金・消費者金融・クレジット業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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