2011年06月29日

焼き肉えびす元社員、東京のステーキ店が雇用へ〜過払い請求のような被害者賠償の真下の企業をどう救うか

●解雇された従業員が路頭に迷っていると言われている「焼肉酒家えびす」の件について、先日従業員の雇用(転職・再就職)を世話をするという同業他社が何件か候補にあがっていました。
 その中の一つであるエムグランドフードサービス(ステーキハンバーグ&サラダバー けん の運営会社)が意欲をしめしているようです。この企業は、「ロードサイドのハイエナ」という異名を持っており、倒産(破産等)した同業のお店(不動産物件や不動産投資として考えられている物件)などを「漁って」安く買い叩いて、自社のものにするという手法で有名です。また「居抜き」(いぬき)という、前のお店が使っていた機器や備品などをそのまま転用するという事もこの企業の「鉄則」のようで、それにより本来お店にかかる費用の半分以下にしているということもおこなっています。その結果エムグランドフードサービスの井戸実社長は、お客に安く提供が可能となり、そのクチコミ効果などにより、集客を増し売上が増加している現状です。
 実際そこでの料理は焼肉料理を提供するのですが、その周辺料理は「バイキング形式」にしており、サラダバーやライスはもちろん、オプションで注文しなくても「カレー」まで備えているという、スゴワザがこのお店のウリのようです。

 現在えびすの経営も当然過払い請求のような被害者からの損害賠償請求が後々から起こる可能性も充分あるため、店舗やその他不動産の換化処分は、早めにこうした同業者にある程度の金額で買い取ってもらうのもひとつの手なのかもしれません。「居抜き」でしたら、お店を更地にする費用も必要でないのですから、被害者弁済の早期の見地からもいち早く行うべきでしょう。
 昨日もおつたえしましたが、フーズフォーラスへの銀行債権者はそう簡単に債権放棄はできないので、やはり「破産」という手続きをしなければならないでしょう。

焼き肉えびす元社員、東京のステーキ店が雇用へ


 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件に絡み、運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)から解雇された社員を、関東地方を拠点にステーキチェーンなどを運営する「エムグラントフードサービス」(東京・渋谷区)が雇用する意向を示していることが、わかった。
 

 エムグラント社によると、フォーラス社に解雇された約60人のうち、店長や従業員などの現場スタッフを対象に、ステーキチェーン「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」の現場スタッフとして約20人の雇用を予定。7月中旬以降に説明会、面接を行う予定で、早ければ8月に内定する。
 
 エムグラント社は関東地方を中心に展開する同チェーン全171店に加え、今年度中にさらに72店を新規出店する方針。同社広報部は「フォーラス社の衛生状態には問題があったかもしれないが、現場には罪がない。良い戦力になるのでは」と話している。
 
(2011年6月29日15時55分  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110629-OYT1T00442.htm
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