2011年07月03日

マネーの虎の安田久氏が破産手続き

● ゆかしメディアや帝国データバンクなどによると、日本テレビで過去に話題となっていた番組「マネーの虎」に出演していた安田久 氏が経営する飲食業「エイチワイシステム」が自己破産していたことがわかりました。
 ご存知の方もおおいかと思いますが、「マネーの虎」という番組は、2001年頃から2004年迄の約3年間土曜日の深夜という時間に放送されたもので、実業家として成功している出資者の前で、出資して欲しいと志願する人が、今後行う事業のプレゼンテーションをして、実業家から出資をしてもらうという番組です。
 当初始まった頃は画期的な装いをしていたのですが、実業家(出資者)の個性が強いせいか志願者に対して罵倒したり、実業家同士が意見の食い違いにより過激な口論となる場面が展開され、その部分の難しさで番組終了となった有名な番組でした。

 そこで、その番組の実業家の出演者として「安田久」氏が登場していた訳です。
安田氏は、飲食業として全国に大きく展開していったことで有名でしたが、ここ数年の不況や果や震災による影響も間接的にでしょうがその連鎖倒産も否定できなかったかと思います。

 当たり前の考え方の披露で申し訳ございませんが、破産や倒産というのはいわゆる「債務超過」などで借金が返せなくなったということで、「勘弁してくれ」という定義を示しています。

 安田氏が破産に至った原因というのは、借りたお金が返せなく、今後も返せる見込みが立たないということになります。では何がいけないのかというと、これも当たり前のことですが、売上(入ってきた金額)より費用(出ていった金額)の方が多かったというこです。
 安田氏はブログでは、売上が伸び悩んだということと、費用の削減ができなかったという事をブログでおっしゃっていたとのことでが、基本的にはそれになります。自分的に思うには特に「費用の削減」がしっかりとできていなかったのではないかと思います。派手に豪華にやる分は費用となるのでそれを上回る売上(収入)を得なければなりません。では費用を最初から少なくするように心がければいいじゃないかと思うかもしれませんが、それだと「売上」に結びつく分が少なくなるのです。

 同様に不動産投資も同じです。例えば、100億円の物件を購入して1年後に110億円で売りたいんだけど、今手元に1億円しかありません。どうしたらよいか、それは銀行から99億円借りればいいのです(利息は年5%で)(実際にはそんな人にお金をかせるということはありませんが)もしくは、証券会社などを通じて匿名組合などの方式にして直接お金を集めればいいんです。
 ではそれを実際に借りて実行した場合、

 →1年後に120億円になりました。100億円で購入したのを120億円で売ったのだから20億円の利益です。そこから借りた元金99億円を返済して、450万円の借りた利息分を引いても19.955億円が利益となります。したがって、1億円しか手元がなくても20億円弱の利益を得ることができるのです。
→逆に 1年後に物件が90億円になったとしたら、売っても90億円です。それに元金の99億円と利息450万円の計99億0450万円を返却しなくてはなりません。これでは9億と0450万円の借金(債務)が残ってしまいます。これが期日までに返済できなくて、自己破産という形になるのです。当然過払い金ならぬ遅滞利息なども損害金としてさらに計上されます。


 不動産投資を例にあげましたが、新事業を始めるにせよ、とてつもない大きな利益を得ようとするときは「借金」という方法を用いて、大きな利益を得ていくわけです。その他の飲食業の出店などのことに関してはその借金した部分が店舗物件だったり、備品だったり、広告費だったり、自動車などの動産だったり、それらの自動車保険・火災保険・損害保険だったり、就職したひとや転職した人を雇う人権費及びそれらの社会保険となるのです。

 ですから、「見通しが外れました、ごめんなさい」では済まされないものなのです。

 個人として消費者金融(武富士やプロミスやアイフルや、アコム・レイク、その他クレジット会社、ノンバンク)などから借金をするときは当然個人の収入の見通しが立たなければすべきではありません。もちろん消費者金融を利用するという事もあまり進めませんが。

マネーの虎の安田久氏が破産手続き

友人に紹介RSSはてブ 最終更新:2011年07月03日 10時45分
 テレビ番組「マネーの虎」などに出演した安田久氏が代表を務める、エイチワイシステム(資本金1億8200万円、港区六本木3)が先日、破産手続き開始決定を受けていたことが判った。負債は債権者約200名に対し約3億6000万円。

 帝国データバンクによると、同社は06年4月に設立。事業理念に「47都道府県、47ブランド、47地方活性化店舗の創設」を掲げ、郷土料理をテーマとした飲食店や、店舗ごとに趣向を凝らした居酒屋を経営していた。
 代表の安田氏はテレビ出演などもして知名度が高かった。08年3月期の年間売上高は約9億6000万円を計上していた。

 だが、最近は各店舗が赤字経営となり、11年3月期の年売上高は約8億円に落ち込んでいた。その後は店舗売却などを行い、事業の立て直しに努めたが継続を断念した。
 
 安田氏は自身のブログでは最近「日本の経済は悪化している」「銀座は来年の春までは売上は回復しない」などと書きこんでいた。
http://media.yucasee.jp/posts/index/8153
(2011/7/3/ゆかしメディア)


2011/07/01(金) 飲食店経営
株式会社エイチワイシステム
破産手続き開始決定受ける
負債3億6000万円
TDB企業コード:989263276
「東京」 (株)エイチワイシステム(資本金1億8200万円、港区六本木3−13−12、登記面=港区六本木5-16-5、代表安田久氏)は、6月21日東京地裁へ自己破産を申請していたが、6月29日に破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

 破産管財人は相川泰男弁護士(港区虎ノ門5-1-4、電話03-5473-7395)。財産状況報告集会期日は10月3日午後1時30分。
 当社は、2006年(平成18年)4月に設立。事業理念に「47都道府県、47ブランド、47地方活性化店舗の創設」を掲げ、郷土料理をテーマとした飲食店や、店舗ごとに趣向を凝らした居酒屋を経営していた。また、代表の安田久氏はテレビ番組「マネーの虎」などに出演、「一攫千金」などの話題性の高い出版物を刊行するなど、新進気鋭の飲食店経営業者として知名度が高く、2008年3月期の年売上高には約9億6000万円を計上していた。
 しかし、近時は消費不況などの影響から各店舗共に赤字経営となっており、2011年3月期の年売上高は約8億円に落ち込んでいた。その後も店舗の売却などを行い、事業の立て直しに努めたものの業況の改善には至らず事業継続を断念、今回の措置となった。
 負債は債権者約200名に対し約3億6000万円

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3485.html
(2011/7/1/帝国データバンク)

【関連する記事】
posted by 管理人B at 15:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 倒産(一般ニュース) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
広告一切なし!とっても見やすいは【JUGEM PLUS
不動産投資を学ぶなら!
絶対節税の裏技 【中小企業の節税を考える税理士の会】が節税ノウハウを提供しています お申し込みはこちら
[PR]:くちコミ効果で売上げUP FPによる無料保険相談は「あなたのFP」で! 生命保険保険見直し
100円PC市場
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。