2011年07月09日

スルガ銀行(8358) 丸和商事のスポンサー選定。(ゴールドマンサックス証券)〜過払い請求は多々あるが武富士のようにはならない。

●よく法律事務所(弁護士)や司法書士事務所(司法書士)と行政書士における過払い金の請求で武富士同様に話題になっている丸和商事という消費者金融は、静岡県では大手の会社で、小口商店向けへの事業者ローンを発端に不動産賃貸(不動産投資は行なっていない模様)も行なっていたやや多角的な企業です。
 その営業範囲は静岡県を中心として神奈川県・山梨県より西側といえます。また「ニコニコローン」というブランドを作って営業は、今は胡散臭いような感じでも、その当時ではイケイケどんどんの貸付の時代を物語っていたのかと思います。
 そして、武富士やアイフルのような消費者金融や日栄(現ロプロ)と商工ファンド(現SFCG)の事業者ローンの度重なる倫理に反する取立てが社会問題となり、その結果、貸金業全体をより厳しくするような法律(改正貸金業規制法)や過払い金請求などで徐々にやりずらくなってきました。
 そしてついに2011年4月8日に東京地裁へ民事再生法の適用申請がなされました。その額は300億超です。
そのメインバンク、他の銀行よりリスクを背負うのが好きなスルガ銀行でしたが、「債権取立て不能の恐れ」ということで、株価や投資家の方では警戒感が続く状況でした。

 しかしこの度のゴールドマンサックス証券の査定(投資判断)では、スルガ銀行の株価はもう丸和商事の件については折り込み済みということで、状況としては格安な株価と判断したのでしょう。中立(nutral)から買いという判断に変更された模様です。
 しかし、スルガ銀行はかつては、リプラスと提携を結んでいたこともあり、スルガ銀行の現状としては、いろいろなリスクを折り込み済みなのかもしれませんが、スルガ銀行の「抜きん出た、奇抜なアイデア」の経営方針は、今後もさらなる事件に遭遇する事も充分に考えられますので、悠長な考えで投資をするのはよく考えた上での実行をおすすめします。転職や再就職をこの銀行へ目指す人もその点の検討は必要かと思われます。スルガ銀行(8358) 丸和商事のスポンサー選定。(ゴールドマンサックス証券)
 ゴールドマンサックス証券は7月6日にスルガ銀行(8358)の投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。目標株価は870円を継続。
 株価はスルガ銀行が出資、大口融資先だった消費者金融会社の丸和商事の民事再生法の適用申請を受けて5%下落しているが、(1)震災影響はほとんどない、(2)丸和商事の民事再生法の適用申請による業績寄与は1株純資産で約5%減であり既に株価に織り込まれている、(3)一方で、今後、裁判所の承認の下、同社がスポンサーになった場合、過払い金返還リスクがない静岡最大の消費者金融会社を傘下に収めることができることは、将来的ポテンシャルとして評価できると解説。(W)

[NSJショートライブ 2011年7月8日 14時49分 更新]
http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20110708263031.html

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posted by 管理人B at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 貸金・消費者金融・クレジット業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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