2011年07月29日

将来に希望が持てない6割超…ワーキングプア層の現状認識とは(生活編)〜消費者金融への返済が厳しいとする意見も2割に 【コラム】 2011/07/29(金) 07:02

●今、「ワーキングプア」という人が増大しているのがやはり社会問題となっていることがひしひしと感じます。
例えば時給1000円のアルバイトを1日8時間で週5日という普通の会社員と同じ働き方で考えた収入は次のようになります。
 1000円/h×8×20(月20日労働と考えます)×12ヶ月=年収192万円(16万円/月)
 つまり1000円の時給で1年間正社員と同様に働いても年収は200万円に届かないという計算になります。

 これでも一人暮らしで月5万円のアパートを借りて妻子がいない場合を考えればなんとかなるのかもしれませんが、貯蓄もろくにできず、将来への不安は当然隠しきれないのが実情でしょう。

 ところでこの辺で少し安心しているのは、武富士・アイフル・アコム・プロミス・レイクなどの過払い金で話題になっている消費者金融への考え方を厳しく受け止めている点です。消費者金融(サラ金)やクレジット会社の存在というのは、それに携わる「大きな雇用」も生まれ、消費を拡大させ結局のところ「お金」の大きな流れが産まれるのだから、日本の経済の活性化にとっては必要にはなってきます。しかし、本当の生活を考えれば「借金」に頼る生活というものは意味をなさず、将来へのリスクを背負って生きるものです。まして過払い金で本来不要な利息を支払う(過払い金)という高利息が加われば生活の困窮に拍車をかけるのが実情です。

 逆にアパート収入を得ているオーナーについて見てみても、祖先代々から受け継いだ土地であるだけに、そのままにしておくと「固定資産税」だけで多額にもっていかれるので、「借金」(不動産投資ローンなど)をして、アパートを経営しているという人も少なくありません。だから空室や家賃滞納者など増やしてしまうとそれだけオーナーのローン返済にも大きなリスクが生じます。だからといって、この現状で家賃を値上げするのも市場価格や借地借家法の規定などで容易ではありません。

 今「コストダウン」ということで、どの世界にも「経費節減」がなされていますが、その節減の最も最たるものが人件費の削減です。企業は当然利潤を産むのを最たる目的ですし、不採算の事をわざわざする企業もいるわけないのですから、正規従業員を転職や再就職させて、アルバイトでできるものはアルバイトにという事に置き換えてしまうのは、必然的になってしまいます。
 国家の大胆な政策や企業の倫理でその負のスパイラルをなんとか絶たない限り、アルバイト員を増やしてしまう「ワーキングプア」が一層増える危機を感じます。だから今、アメリカのアポロ計画や宇宙開発が少なくなった分何かに公共事業(例えは悪いですが中国の高速鉄道)や設備投資などの大プロジェクトをつくっていかなければならないのです。皮肉ですが今東日本大震災があり、その復興を急務としています。復興に「ボランティア」という概念も悪くはないのですが、それよりも国が雇用ということでそのボランディアではなく対価を支払って行うのも将来に向かった経済政策を考えれば必要なのではないでしょうか。





将来に希望が持てない6割超…ワーキングプア層の現状認識とは(生活編)〜消費者金融への返済が厳しいとする意見も2割に
【コラム】 2011/07/29(金) 07:02 
  

  連合(日本労働組合総連合会)は2011年7月22日、ワーキングプア(年収200万円以下の正社員・正社員並みの働きをしている人、あるいはその世帯)に関する調査結果を発表した。今調査では多角的方面から、現在の生活についての実態や実感が聞き出されており、該当層の心境を推し量ることができる。今件はその中から、生活様式に関する話を取り上げることにする(【発表リリース、PDF】)。

今調査は2011年6月28日から7月8日にかけて、携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。個人年収が200万円以下で、家計の1割以上を負担している20〜59歳の男女を対象としている。調査母体の平均勤務日数は週4.8日、平均労働時間は7.0時間/実働日。調査実施機関はネットエイジア。なお総務省の最新データによれば年収200万円未満の携帯電話保有率は53.7%(全体平均では73.6%)で、該当年収層のカバー率も同程度であることを認識した上でデータを読む必要がある(【携帯電話とパソコンの所属世帯年収別利用率をグラフ化してみる(2010年分データ反映版)】)。

  今回スポットライトを当てるのは、生活に関する項目。各項目に対し、「非常にあてはまる」「ある程度当てはまる」「あまり当てはまらない」「まったく当てはまらない」「分からない」のうちいずれか一つを選んでもらった結果が次のグラフ。

  上記四項目の赤系統色の面積の多さ、つまり項目要件に対する肯定意見の多さが目立つが、項目内容はいずれも状態的にはネガティブなもの。上三つは金銭関連で、約8割が「収入アップは無理」・約7割が「貯蓄は無理」とした上で、約8割が「世の中やはりお金」と答えており、否定的な心理状態にあることを示唆するものとなっている。

  それゆえに、四つ目の「自分の将来に希望が持てない」とする意見が7割近くで肯定されてしまっているのも、納得は行く。一方で「世の中お金じゃない」とする意見は3割足らずでしかなく、上記の「やはりお金」とほぼ相反する形となっているのが分かる。

  幸いなのは「消費者金融への返済が厳しい」とする意見。これは2割足らずに留まっている。しかし逆にいえば、ワーキングプア層で2割近い人が消費者金融への返済の厳しさを実感しており、それなり以上の、返済し難い借り受けがあることを容易に想像させる。

  他方気になるのは「生活が苦しくて(今後)ホームレスになるかも」とする回答。一番下の「自分の収入のみで家計を支えている層」は244人、全体の24.4%だが、他に収入が無い人ほどリスクを実感していることが分かる。

  低所得ゆえにお金周りの状況の厳しい現実を実感し、そしてそこから抜け出ることの難しさを認識している。いわばこの絶望感に近い状態を解消していくことが、ワーキングプア層を含めた、経済全体の活力を底上げするカギの一つになるかもしれない。(情報提供:Garbagenews.com)

【関連記事・情報】
・【ワーキングプア層が我慢していること、外食・衣料品、それよりも……】(2011/07/25)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0729&f=column_0729_001.shtml
(2011/7/29/サーチナニュース)
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この記事へのコメント
連合・サービス連合傘下の

関汽交通労組はハラスメントに対応しろ!

● 職場に苦手な人がいて、朝、会社に行くのがつらい・・・・

● あの人の顔を見ただけで、何か言われるかとドキドキしてしまう

● 自分はいったい、どんな悪いことをしたのだろう・・・

● 仕事がうまくこなせず叱られてばかり、自分はダメな人間だと思ってしまう

● なぜ上司はあんなに酷いことを平気でするのだろう?

もしあなたがこんな感じで、職場の人間関係で辛くなってしまっているとしたら、それはモラル・ハラスメントが原因かもしれません。

職場のモラル・ハラスメントとは、静かに・じわじわと・陰湿に行われる精神的ないじめ・嫌がらせです。大人げない態度や、きつい言い方であっても、一見、指導などの形態でなされるモラル・ハラスメント。 周囲はもちろん、言われている本人も、それが 「ハラスメント」とは気づかず、その本人自身が 悪いと感じていることがほとんどです。

ひとつひとつの行為自体は、他人から見ると微妙なもので、本人がどんなにつらくても、「気にしすぎ」「自分の性格の問題」等々、周囲にその感情を理解してもらえないところが、このモラル・ハラスメントの難しいところです。

あなたは、職場で下記のような言動で苦しんでいませんか?
言葉の例

●人格・能力を否定する言葉を使う
 (例:「生きている価値がない」「何をやってもダメなヤツだ!」)

●コンプレックスを持っている弱点・欠点をあげつらう
 (例:「デブ」、「ハゲ」、「メタボ」)

●聞こえよがしに嫌味を言う
 (例:「自分の仕事もできないのに、人の世話を焼いているヤツがいるよ」)

●家族を非難する
 (例:「おまえの親なら、どうせろくでなしだろう」)

●退職を促す
 (例:「イヤだったら、いつでも辞めていいぞ」「まだ会社にいる気か?」)
態度の例

●罵声をあびせる

●あいさつや会話をしない(無視)

●肩を突く、胸ぐらをつかむ

●目の前でヒソヒソ話をする

●書類や物をなげつける

●舌打ち・鼻を鳴らす

●執拗な注意・叱責をする

●悪い噂を流す

●人前で土下座させる

●仕事を取り上げる、新しい仕事を与えない

●不正行為を強要する

●必要な備品を与えない

●宴会や旅行などへの出席を強いる

●昇進を妨害する
これらはモラル・ハラスメントで見られる典型的な攻撃例の一部です。実際には、これだけの情報では判断しきれませんが、もし、継続的にこのような言動を受けているなら、あなたは、「モラル・ハラスメント」に苦しんでいるのかもしれません。
Posted by 善野 at 2011年12月10日 22:28
日々の労働者は少ない賃金でがんばっています。
みんなで団結が必要ですね。いい社会のために。
Posted by 貧困ワーカー at 2011年12月16日 19:18
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