2011年08月01日

和牛オーナー牧場が経営危機=会員3万人、原発事故が影響−栃木〜武富士のような過払い金請求と同じような結果は避けたいところです。

●高利回りの投資商品として注目を浴びていた安愚楽牧場の経営が危ないということです。
例えば牛1/4頭分を30万円として出資し、2年間の運用で約2%と、牛肉プレゼントなどという、投資商品で、
金利の低い今でもこの投資は魅力があります。

「和牛商法」の元祖と言われた安愚楽牧場(あぐら牧場)ですが、それまで創業以来配当や元本返還が滞ったことがないという実績があります。
 また、同様に便乗した同業者も多々現れ、投資詐欺事件にまで発展した企業もあります。そんな中この会社もふるさと共済牧場被害者弁護団のような被害者の会まで登場し他の悪徳和牛商法に巻き込まれながらも健全な運営をしてきていました。昨年の宮崎の口蹄(こうてい)疫問題も被害は大きかったもののなんとか通り越したのはよかったのですが、今回の福島第一原発の影響を大きく被ったのは、不動産投資などの浮気もせずに真面目に行なってきた企業であるだけに、非常に残念なことです。
 おそらく和牛オーナー制度の配当や返還金において配当ができない不履行(デフォルト)が起こったとしても、やはりこの会社を訴える人はいるのだろうかと思うのですが、これも東京電力に対して請求するしかないのかと思います。従業員の雇用もあるし転職や再就職の新たな問題も発生します。

 ただあえて言わせていただくと、投資したお金を返金することは原則できないのですが、過払い金返還のように、弁護士を代理に立てて回収するという方法もあります。これはあくまでも倒産(民事再生法の適用申請)の宣言をする前迄の話で、それを過ぎてしまうと、やはり消費者関連の弁護士のところに駆け込んで集団訴訟に乗るということになります。今回の場合果たしてこの会社に批難をするのがどうなのか難しいところです。




和牛オーナー牧場が経営危機=会員3万人、原発事故が影響−栃木〜武富士のような過払い金請求と同じような結果は避けたいところです。
 全国に約3万人の会員を抱える「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)が、福島第1原発事故に伴うセシウム汚染牛肉問題の影響で経営危機に陥っていることが分かった。東京商工リサーチによると、既に取引先への代金支払いを停止し、東京都内の弁護士事務所に1日、債権・債務調査を依頼した。3月末時点の負債は約620億円。
 同牧場は1981年設立。繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた子牛を買い取る独自の和牛オーナー制度が「高利回り金融商品」として投資家の人気を集めていた。北海道から沖縄まで40カ所で自社牧場を運営し、預託先牧場も338カ所に上る国内最大級の黒毛和牛牧場で、2011年3月期の売上高は1027億円に達していた。
 ただ、宮崎県で10年に起きた口蹄(こうてい)疫問題で、管理していた約1万5000頭の牛を殺処分。加えて、原発事故による放射性セシウムが検出された牛肉が福島県内で見つかったことが響き、資金繰りが悪化したという。(2011/08/01-16:43)
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011080100569
(2011/8/1/時事ドットコム)
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安愚楽牧場経営悪化配当停止
Excerpt: 「安愚楽牧場」経営が悪化 「和牛オーナー制度」と呼ばれる投資を募り、全国に会員を持つ、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響などによる牛肉価格の下落で経営状況が悪..
Weblog: zara's voice recorder
Tracked: 2011-08-13 21:27
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