2011年08月04日

安愚楽牧場:経営悪化で和牛オーナー弁護団結成へ〜安愚楽牧場被害者の会の目標がデリケートと言える部分が出てきて武富士過払い金返還のように全力疾走とはいかない困難な場面に遭遇へ。

●早くも安愚楽牧場被害対策弁護団ごとく、和牛オーナー被害者弁護団が結成されるとのこと。何はともあれ、訴訟まで踏み込むまでには、株式会社安愚楽牧場の「独自調査」の財務状況や依頼者の出資の方法や契約に至るまでの経緯など、調べて行かなければならない事が山ほどあります。
 そこで、この件で実際に訴訟を起こすとしたら、どういった部分をついていけば「勝訴」(賠償請求が認められるか)というと、まず先の8月1日を契機にそこから遡って、どこまでが「チャリンカー」(自転車操業;つまり、配当や元金返還を新しい出資者からのもので補っていたか)を証明することが第一となるであろうということです。
 実際この「安愚楽スキーム」は、やや怪しいという声はあっても、20年以上の遅配なくやってきている実績を考えれば、初期や5年位前迄は「チャリンカー」であったという事実は無い(まともな経営)可能性が高いことも考えられます。けれども先の内容(「チャリンカー」行為)だということが、立証できれば、この訴訟では勝利となるのかもしれません。


 しかし、相手の故意・過失やチャリンカーの事実が認められれば、皮肉にも、安愚楽牧場が主張している「原発事故」の影響ではなく、もともと経営がうまくいかなかったという証明にもなるので、それが明らかにされれば、当然「原発事故」による補償金にも減算された金額での補填しかならない可能性があります。
 単なる経営がうまくいかなった企業に国は当然助けるわけはないのですから、倒産会社(おそらく法的整理になっているであろう)からの細々としたわずかな配当をもらうのみになる可能性となるおそれがあります。

 では逆に、オーナー側(原告)が敗訴し、経営に過失はなく、原発事故の影響との因果関係が明らかになった場合は、東電や国がそれなりの厚い補償をする可能性も考えられます。むしろ、オーナー側の勝訴・敗訴するということは抜きとして、「安愚楽の経営に過失はなく、原発との因果関係が明らかである」というシナリオ(事実)が最もオーナーには戻りのよいものとなるであろうと考えられます。

 まともな訴訟も倒産(「法的整理」)をする前に行えるのであるから、安愚楽代理人の債権債務調査で1箇月という期間でどうするかという事になれば、かなりこの弁護団の運用は厳しいものとなってくるかと思います。

 しかし、どうであれ、事実関係を調べてしかるべき行動に移すには、こういう消費者系の弁護団を頼りにしていく以外はないかと思います。
 なんと言っても最大の目的は「できるかぎりの元本返済」なので、先に述べた事を考えると、悪事を証明すれば当然戻りはほとんど期待できなくなり、原発事故との因果関係が正しいとなるのであれば、安愚楽の過失や悪事を主張しないのだから、安愚楽に対する訴訟の意味がなくなってしまう。そんなデリケートな事件となることでしょう。だから「武富士」の過払い金返還のようにイケイケどんどんとは行かないかと思います。




安愚楽牧場:経営悪化で和牛オーナー弁護団結成へ〜安愚楽牧場被害者の会の目標がデリケートと言える部分が出てきて武富士過払い金返還のように全力疾走とはいかない困難な場面に遭遇へ。

 和牛オーナー制度による投資を募り、約3万人の会員がいる「安愚楽(あぐら)牧場」(本社・栃木県那須塩原市)の経営悪化で、出資者の弁護団が結成されることが3日分かった。今後、出資金返還を求める大型訴訟に発展する可能性も出てきた。

 多くの消費者問題を担当してきた紀藤正樹弁護士によると、7月末予定の配当金などが未払いとなっており、本社などは閉鎖状態。3日午後4時現在で約300人の出資者から相談があったという。

 弁護団についての問い合わせはリンク総合法律事務所(電話03・3515・6681)。【泉谷由梨子】

毎日新聞 2011年8月3日 22時15分(最終更新 8月4日 0時21分)

原発事故担当相:安愚楽牧場は「賠償対象に」
安愚楽牧場:資金繰り悪化 原発事故などが拍車
安愚楽牧場:経営悪化 和牛オーナー商法、出資者ら「元金だけは返して」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110804k0000m040121000c.html


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この記事へのコメント
2人で1、250万円程投資しています、定年も過ぎ配当で少しでも生活の足しにと思いやって来ましたが突然の破綻でびっくりしたいます、今後どのような事をし、少しでも取り返す方法が有りましたらご教授をお願いいたします。
宜しくお願い致します。
Posted by 大谷 正雄 at 2011年08月04日 13:36
 大谷様

 この度の出来事ご察しいたします。
投資とはいえども、このような結果になってしまうのはとても納得いきませんよね。

 少しでも取り戻せるのかどうなのかは、わかりませんが、大谷様がいる最寄りの弁護士会に電話などをされて、それなりのアドバイスを受ける事をおすすめします。そういった弁護団も出来上がるとのことなので、そういう所を進められるかもしれませんが、よくご相談されることをおすすめします。
 また弁護士会が少し遠いというのであれば、国民生活センターなどへお電話されたら、それなりの指針をしてくれると思います。
 心労もかかり大変でしょうが、ご相談されてみることをおすすめします。
Posted by 管理人C at 2011年08月04日 23:07
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