2011年08月04日

林原:長瀬産業が再建支援 700億円で買収契約

●林原にスポンサーがやっとついたようです。こちらも主に不動産投資などでの失敗がありますが、その「技術力」という資産に長瀬産業が目を付けたということになります。
でも「林原」というブランドはあるものの、「林原」と「長瀬」の両方のブランドを維持するのはコストが大変かかることも考えられます。これで経営が上手くいかなかったとしてある時期にきたら、「ブランド」を維持するのに費用がかかるから、長い目でみたら長瀬に完全吸収合併する可能性もあるのかと思います。
 その名前は長瀬をつかうのか「林原」に変更して継続するのかということが予想されます。

 たとえば、堀江貴文 元社長はオンザエッジというHP製作の会社を立ち上げ、経営不振の旧のライブドアを買収しかし、ライブドアの方が名があるため、そちらを維持して継続。
 また小売業であったマイカルグループのスーパーマーケット「SATY(サティ)」は、イオングループの支援を受けて会社更生手続きとなり、その後は、無事終了し、イオングループの傘下としてSATYとして行なってきたものの今年の3月からはすべての店舗で「イオン」として統一。

 今日は日本を代表する電気機器メーカーの日立製作所と三菱グループの中核企業である三菱重工業が合併という話も出てきています。おそらく、円高や震災の影響もあり、経営資源のコストを削らなくてはならない状況になっているのかと思います。林原のような、経営困難企業を救おうということを考えて、スポンサー企業の少し無理した支援であれば、企業の「ブランド」やその他経営資源の統合のいうのが今後も増えるかと思います。
 でも負債の多い武富士のスポンサーのA&Pは500億円を投入するのに対し、それよりはるかに負債の小さい林原へ長瀬産業が700億円も投入するのであるから、長瀬産業はかなりの力があるのだろうと思います。
 




林原:長瀬産業が再建支援 700億円で買収契約

 化学品商社の長瀬産業は3日、会社更生手続き中のバイオ関連企業「林原」(岡山市北区)の再建を支援するスポンサー契約を結んだと発表した。買収額は700億円。同社は「重点分野として取り組んでいるバイオ・ライフサイエンス事業で、シナジー効果が見込める」と支援の理由を説明している。林原の管財人は4日、岡山市内で債権者説明会を開く。

 長瀬産業は、林原、林原商事と林原生物化学研究所の3社を合併した上で存続会社の全株式を取得する。また林原グループ3社に対し、事業管財人など3人を派遣して再建を支援する予定。

 長瀬産業の11年3月期の連結売上高は6602億円。医薬品や農薬原料などを扱うライフサイエンス事業は502億円で、全体の7.6%を占める程度だが、12年3月期までの3年間の中期経営計画で重点分野に掲げている。

 一方、林原が力を入れていたメセナ事業については「現時点ではコメントできない」とした。【新宮達】

毎日新聞 2011年8月3日 21時24分(最終更新 8月3日 21時30分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110804k0000m020102000c.html
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