2011年08月19日

東京商工リサーチ、民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場に関する調査結果を発表〜安愚楽牧場オーナー(安愚楽牧場被害者)は関東で特に東京多し、

●東京商工リサーチがまとめた安愚楽牧場についての債権者(オーナー)分布が発表されています。
これによると関東特に東京にオーナーが集中していることがわかります。
 現実問題として、いくつかの(突っ込んだ)報道をみると、やはり現段階の牛の頭数や売却額40万円などと会員数約7万人を想定すると、元本の1割というのが概算した数値のようです。

 おそらくこの数値は民事再生法の適用を申請した時点での数値であるため、法的な整理の倒産とはいえ、企業が動いている間は、牛の餌代をはじめ従業員の賃金など引き続き費用は毎日出ていっています。
 この先未知な部分も多いのですが、早めに事業譲渡を行わなければ、オーナーに帰ってくる費用は勿論のこと、預託農場などについても連鎖倒産が出てくる可能性があります。
 
 この倒産処理で他の企業と違い難しいところは、単なる物ではなく牛という従業員より厄介な商品を抱えていることです。当然従業員というのも企業に従事して自身の生活を支えているものなのですが、解雇してしまえば
従業員はそれなり雇用保険をすぐに貰い、自分の今後の居所をハローワークなどへ行き探すことができます。
 しかし牛には安愚楽牧場が倒産したことを伝えても「馬の耳に念仏」同様「牛の耳に念仏」というのが実情となり、勝手に放して自由に放浪させる訳にもいきません。牛を飼っている限りその世話をする人従業員もセットでつけなければならないので、その部分が現時点の安愚楽牧場の資産を大きく減少させることとなり、現時点で予測されている返還額1割は一層の減算が予測されます。

 この安愚楽牧場の倒産は負債額をみるに国内で今年最大の倒産で栃木県では過去最大の倒産ということなので、同じ規模の倒産を見ても終結するに5年くらいかかっているところも少なくありません。

 そのため牛を早く売らなくてはならないことを考えると、大幅な牛の売却価格のダンピングが予想されます。その安愚楽側の売却価格を維持して売ろうとすると、早期に売れなくなる可能性もあり、牛を長期維持するとその費用で債権者への配当が減らされます。(もちろん牛を途中で殺傷して肉にして売るという手もありますが。)
したがってその推測からするに5%も満たなくなってしまう恐れも充分に考えられます。
 この部分は安愚楽牧場の民事再生申し立て代理人(弁護士)の腕が試される部分がございます。

 

東京商工リサーチ、民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場に関する調査結果を発表〜安愚楽牧場オーナー(安愚楽牧場被害者)は関東で特に東京多し、

<続報> TSR企業情報

和牛畜産、和牛オーナー制度運営[栃木] 26−013666−2
(株)安愚楽牧場オーナー会員債権者は大都市に集中
〜平均574万円1億円以上は135人〜



 8月9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した(株)安愚楽牧場(那須塩原市埼玉2−37、登記上:那須郡那須町高久丙1796、三ヶ尻久美子社長)のオーナー会員債権者(以下、会員債権者)は7万3,356人、債権額は総額4,207億6,700万円だった。
 会員債権者の債権額と地域別分布は、債権額別では1億円以上の会員債権者が全国で135人に達し、最大債権額は3億500万円だった。
 都道府県別では東京都が会員債権者数1万1,740人(債権総額744億7,900万円)で最多。地区別では関東地区(3万8,636人、債権総額2,283億8,100万円)が最多で会員債権者数、会員債権額でも過半数を占めた。


<1人当たり債権額平均は574万円>
 会員債権総額をオーナー会員数で割ると1人当たりの平均額は574万円。また、会員債権者の金額レンジ別では1,000万円未満が6万1,980人(構成比84.4%)と大多数を占めた。
 一方、1億円以上の債権者は全国で135人にのぼり、最も債権額が大きかったのは3億500万円だった。


<会員債権者の地区別分布3大都市に集中>
 都道府県別の債権者数は東京都の1万1,740人(構成比16.0%)が最多。以下、神奈川県9,103人(同12.4%)、埼玉県6,341人(同8.6%)と続く。債権者数の上位10都府県中、関東地区で6都県を占め、特に東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の4都県で会員債権者、債権額ともに4割を超えている。地区別では関東、近畿、中部の3地区で全体の80.0%を占め、大都市圏にオーナー会員が集中している。


※参考図は、添付の関連資料を参照
● 関連リンク
(株)東京商工リサーチ ホームページ

● 関連資料
参考図
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0288987_01.pdf
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=288987&lindID=5
(2011/8/18/日経プレリリース)


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